「ありのままの自分を生きる」
2009.05.26 Tuesday 22:33



<「ありのままの自分を生きる〜背伸びと息切れの心性を越えて」、藤掛明、
 一麦出版社、1,260円(税込み)、179頁、2009年5月25日発行>
 
 昨日、とうとう出版された。今日、研究室に出勤し、郵送された現物を手にした。
 このブログに期間限定で集中連載したものの書籍化だ。
 
 私と直接接する方は遠慮なく申し出てくだされば、著者割引(2割引)でおわけします〜。


■本書「はじめに」全文を引用…

 自分の弱さを認め、受け入れること。

 これほど大きく、人の生き方の全領域にかかわっているものはない。

ありのままの自分を生きる。これができれば、すべての人の問題は解決すると言ってもよい。周囲との関係も劇的に変わることだろう。

しかし、この自分の弱さを認め、受け入れるという行為は、技術や知識の問題ではない。意識してこうすればよいのだということではない。なぜならその本質は霊的な問題であるからである。

 

 一方で、今自分の抱えている問題は自分の信仰心が足りないことが原因であるととらえることがある。これは本質において間違ってはいないが、すべてにおいてそれだけを解決の方法にしようとすると、問題の全体像を見誤る危険性がある。

 

  あるクリスチャン精神科医は、神の救いとカウンセリングの関係について、興味深い比喩を提供している。それは、大海で溺れる人と浮き輪のたとえである。浮き輪は神様から提供されている救いである。人はこの浮き輪なしには溺れ死ぬ。だからこの浮き輪にしがみつくことが唯一の救いとなる。しかし、なかには、この浮き輪にしがみつきたくとも、たとえば筋肉が痙攣していて、なかなかうまくしがみつけないような場合がある。そのときに、腕のマッサージをして浮き輪にしがみつきやすくするのが、カウンセリングであるというのだ。

 

  私は牧師でも神学者でもない。いっかいのキリスト者臨床心理士という実務家にすぎない。先の比喩に従うなら、本書は、あくまでも腕の筋肉のマッサージについて述べようとしたものである。人の抱える問題に、信仰の側面と心理的な側面があるとすれば、あくまでも後者の視点から、何が見え、何が教訓として得られるのか、そしてそれが知的な理解以上に深いものにつながっていく可能性がどのようにあるのか、そのあたりをこだわりたいと思ったのである。したがって、キリスト教信仰に新たな光を投げかるようなものではまったくないし、従来からの信仰書や霊想書を押しのけたり、替わりとなるようなものでもない。

 しかし、本書によって、真剣に浮き輪に掴まろうと、また掴まり続けようとしている人が、なんらかのヒントが得られることを願っている。


 <初稿データを貼り付けたため、印刷完成品では多少の修正が加わっています>
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ブックレット「牧師のSOSと危機対応」
2008.09.04 Thursday 18:19


 ブックレット「牧師のSOSと危機対応」。 東京基督教大学・国際宣教センター
 2008年9月1日発行、500円+税。 全125頁。

 (目次)
 巻頭言、開会説教
 講演1 「悩める牧師たちの声を聞いて」(玉井邦美)
 講演2 「牧師のストレスとセクハラ」(藤掛明)
 講演3 「牧師の危機対応の具体策」(坂野慧吉)
 事例研究、協議会、閉会説教、自己点検チェックリスト。

 2007年11月5,6日と行われたFCCセミナーの内容をあますところなく伝えるブックレット。私は、講演2(37−67頁)と、協議会(83−111頁)の中での発言者として登場している。内容も先駆的、実際的。それにしても、500円は安すぎる。1,300円くらいでも十分だと思うのだが、私が心配することではない。
 ちなみに、購入は、以下に直接申し込む。
 東京基督大学国際宣教センター
 メールアドレス:fcc@tci.ac.jp
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「執事/役員と牧師の協働」
2007.12.19 Wednesday 21:15


「執事/役員と牧師の協働」(教会形成シリーズ6 執事/役員テキスト)
 編/ 日本バプテスト連盟宣教部  発行/日本バプテスト連盟○定価1000 円(税込)

 日本バプテスト連盟というキリスト教プロテスタントの団体がまとめた研修会の教会生活のためのテキスト。なかなか工夫されたテキストで、事例検討あり、囲み記事ありの充実の一冊。私も精神障害者をどう理解しかかわるのかを書いた。また囲み記事には、人格障害についての記事を書いた。
 書店流通しないが、「日本バプテスト連盟 総務部販売管理室までTEL 048-883-6261 FAX 048-883-1092」に注文すれば誰でも購入することができる。もちろん在庫が切れたらおしまいだが。
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「いやしから救いへ〜心の病とその救い2」
2007.07.25 Wednesday 17:18
「いやしから救いへ〜心の病とその救い2」
 富坂キリスト教センター編。

  
 昔に書いた原稿。ようやく世に出ました。16年前、「心の病とその救い」が出版され、多くの人に読まれた。韓国でも翻訳書がでたほどであった。前回が、「統合失調症」中心だったので、今回は「うつ」中心にというかけ声で始まったが、難航し、ようやく今回の書籍になった。1995年からの作業であった。長い。
 様々な立場から様々なテーマを扱っているので、ばらばら感はあるかもしれないが、よくある講座ものと違い、各章が濃い。そこが良さでしょうか。

 帯から「いやしとキリスト教、そして信仰は どのような関係にあるのか。」
 目次・・・
 序にかえて、教会といやし(賀来周一)。
 1章、座談会。
 2章、教会と心を病む人々(吉岡光人)。
 3章、心病む人と信仰(平山正実)。
 4章、苦悩する現代の若者(大橋保子)。
 5章、もし「うつ」ではないかと思ったら(小川恵)。
 6章、こころの病に効く薬の話(小川恵)。
 7章、現代人の生活とストレス(藤掛明)。
 8章、ここに生きる。

(定価:2,200円+税。新教出版社。2007年7月25日発行)
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「乳幼児・児童の心理臨床」
2007.03.27 Tuesday 22:35
「乳幼児・児童の心理臨床」
滝口俊子編著。放送大学テキスト。私は第三章「子どものアセスメントの理論と実際」を担当。番組のほうは、誰でも見れますが、テキストは書店でお買い求めを。
(定価:2,200円+税。日本放送出版協会。2007年4月1日発行)

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「家族描画法ハンドブック」
2007.01.08 Monday 00:08
「家族描画法ハンドブック」

 空井健三先生監修。定価 3,675円(税込み)
A5判・380ページ・図版多数。ハンドブックという名前の割に、一歩踏み込んだ論文
多数掲載されている。家族描画といっても各種変法も扱われている。また、非行臨床以外の分野も視野に入れている。私は「(家族描画の一つとしての)コラージュ」と「非行臨床−描画臨床における相互作用性と治療」の2編を執筆した。大勢の執筆者がいるからか、遅筆の私が原稿を出してから4年後に出版された。

 
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「ソンディテスト入門」
2007.01.03 Wednesday 20:19
「ソンディ・テスト入門」

奥野哲也先生監修(内田裕之・石橋正浩・串崎真志編)。奥野先生の還暦記念で出版された。私も、実施法の一部と、非行事例を書かせて頂いた。平易さが最大の特徴。


<定価2,800円+税/2004年11月刊>ナカニシヤ出版
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「ケースファイル・非行の理由」
2007.01.03 Wednesday 19:41
「ケースファイル・非行の理由」

 森武夫先生監修の下、村松励・生島浩両氏と藤掛明の3人で編集しました。実務家が、現代の非行種ごとに受けをねらうことなく、地に足のついた解説を書いています。私自身も、「ひったくり非行」と「カウンセリング」について担当執筆しています。


 <定価2、310円(税込)/2000年5月刊> 専修大学出版局
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「よくわかる司法福祉」
2007.01.03 Wednesday 19:36
「よくわかる司法福祉」

  村尾・広井両氏の編著本です。家裁調査官や保護観察官、そして私のような矯正な ど、実務家やその OBが大勢集まり、たくさんの項目を見開きでまとめたコンパクトな本 です。どの項目も、(字数制約のた  めに)大まかな記述になっていますが、それでも実 務家ならではの言及が満載。私は「少年鑑別所」「少 年院」「心理テスト」「鑑別」「性非行」を担当執筆しています。


 <定価2,625円(税込)/2004年5月刊> ミネルヴァ書房
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「現代ひったくり事情」
2007.01.03 Wednesday 19:28
「現代ひったくり事情・少年の感性/社会の陥穽」

  この本は、産経新聞大阪社会部記者たちと情報交換したり、討議をしながら生まれた実にユニークな共著本である。とにかく記者らの情念とフットワークの良さには感動しました。これほど、詳しく少年院での絵を使ったグループワークが出てくるのも珍しいのではないかと思います。


  <定価1,890円(税込)/2000年2月刊>新曜社

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