ブックレット:「キリスト教カウンセリングの本質とその役割」
2009.11.17 Tuesday 17:52
 

 「キリスト教カウンセリングの本質とその役割」(賀来周一著、キリスト新聞社、2009年4月発行)

 キリスト教カウンセリング講座ブックレットのシリーズ1〔第2回配本〕として発刊されたもの。

 この1,2年、賀来周一先生のキリスト教カウンセリングの講演を聴いたり、個人的にお話をうかがったりしていて、そうした最新の賀来ワールドをそのまま本にしたら良いのに、と思っていた。

 …そうしたら、この本が登場した。大満足。

 牧会カウンセリング、キリスト教カウンセリング、スピリチュアルケア、臨床心理学、こうした分野が実にバランス良く解説されている。独自に活躍する、様々な専門家が、同じ土俵に立てるような視野の広さもある。私は何かにつけてこの本を引用しよう。
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雑誌:「ファミリー・フォーラム」2009年秋号
2009.11.03 Tuesday 09:42
 

 この数年の 「ファミリー・フォーラム」の記事の深まり方、充実ぶりは、目を見張るようだ。

 もともとキリスト教の立場から家族問題の啓発を扱う団体の季刊誌であり、その方針はまったく一貫している。しかし、教条的な記事を掲載して満足するのでもなく、逆に人間科学の専門記事で充実させるのでもなく、この雑誌にしかできない「信仰と人生・家族問題」のリアルなポイントを見せてくれる。

 今号の特集は、依存症からの回復。3人へのインタビューが良い。
 今回2回目の「堀(肇)先生に聞いてみよう」も、この雑誌らしい連載だ。
 私は、雑誌を原則廃棄するのだが、最近の「ファミリー・フォーラム」は悩ましい。
(300円。30頁)
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雑誌:「mannaマナ」2009年9月号
2009.11.03 Tuesday 09:41
 著者や出版社から贈呈を受けたものを紹介する「贈呈どうも」カテゴリー。かなり溜めてます。

 

 ディポーションガイドの月刊誌の新創刊号。
 ディボーションというのは、キリスト教プロテスタントの一部で使われる言葉で、信仰者が日々定期的に神に前に静まり、祈り、聖書を読む習慣をさす。そのときに使えるよう、聖書箇所や解説などをつけたもの。
 ある、大手の同類雑誌が急失速したことを受け、緊急登板したかのような印象が私にはあり、たいへん健気に見える雑誌である。内容は、手取り足取りの親切な記述。
 なかでも「わかちあい」というコラムは目新しい。他人のその日の聖書の感想や観察を紹介していて、一人でいながらわかちあいができる仕組みになっている。このコラム、すごいアイデアかも。
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書籍:「キリスト教養育」
2009.06.23 Tuesday 17:52
 著者贈呈を受けたものを紹介する「贈呈どうも」カテゴリー。かなり溜めてしまったので、なんとか紹介を続け、正常に戻したい。頂戴してからけっこう時間差があるが、お許しを。

 
 「キリスト教養育」(教文館、H.ブッシュネル著、森田美千代訳、4,200円+税)

 ブッシュネルという19世紀アメリカの牧師、神学者のキリスト教教育論。彼の翻訳として本邦初であり、森田先生の渾身の翻訳である。
 おいそれと、私ごときがブッシュネルを論じることはできない。ただ、かなり個性のある教育論であるがゆえに、予想以上の含蓄があると思う。
 第1に、ブッシュネルの論を、発達心理学の立場から読み直すと面白いと思う。けっこうそうした視点に耐え、かつ調和する世界があるように思う。
 第2に、システム論(家族療法)の立場からも読み直せる。反個人主義のセンスは、かなり調和し、相互に深めあう気がする。
 第3に、権威と対決型のカウンセリングの立場からも読み直せる。信仰継承という大切な事柄に役立つ大きなヒントが隠されているように思う。
 ブッシュネルの論述は難しい。しかし、骨太に妥協せずに本質を突く姿は魅力的である。
 彼を起点にして、日本の文化状況、キリスト教状況に即して、大胆な適用と創造をおこない、豊かな展開を仕掛けていくことが今求められているのかもしれない。
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書跡「イエスのたとえ(かけがいのない宝)」
2009.05.19 Tuesday 23:46
 

 「イエスのたとえ(かけがいのない宝)」 吉岡潤吉著、自費出版、非売品、2009年5月発行

 14のイエスのたとえ話を、聖書講解のように解説した小冊子(67頁)だが、
‘睛討蓮∀辰靴ける文体だが、アウトラインのノートのような簡潔さがある。
⊃徒として、礼拝の説教を聞き、それを基に自分の言葉でまとめたため、独特の深さもある。
聖書の知識がなくても、わかりやすい聖書入門書として読める。

 著者は、教会に来たことのない人、聖書を読んだことのない人に、この本を広く渡そうと考えたのだそうだ。実に面白い。
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ジャーナル「聖書と精神医療」24号
2009.04.21 Tuesday 08:56
 
  聖書と精神医療研究会の年2回発行のジャーナル「聖書と精神医療」最新号。特集は、「気分障害と聖書的いやし」。前号に引き続き、いわゆる「うつ病」の特集になっている。
 論文だけでなく、あかしやレポートもあり、執筆者も牧師や心理の専門家など多彩だ。
 以前、私もこの研究会に参加していたが、初期の頃は、ジャーナル掲載論文も含め、あまりに根拠なく、「家族療法」を否定したり、福音派の霊性運動の批判(坂野慧吉牧師の批判など)をする人がいて、「話にならない」と思い、あわてて退会したのを覚えている。そのころ私も一度講演をさせていただいたが、非行カウンセラーとして「関係性の病理」について語ったところ、ある関係者から、講演後、「人間の罪をきちんと見ないのはいかがなものか」と指導を受けたこともあった。

 しかし、最新号をみると、メンバーも替わり、またあのころとは別の会にリニューアルしたよう。ご安心を。
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書籍「自死遺族を支える」
2009.04.17 Friday 09:03
 
  「自死遺族を支える」平山正実著、エム・シー・ミューズ、2009年3月発行、
 著者が主に2007〜2008年に雑誌などに書いた自死遺族ケアについての論文をまとめた
ものである。臨床的に重要となるさまざまなトピックスをそこそこに掘り下げ、平山節も加わり、濃いめの臨床的な入門書になっていると思う。
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書籍:「STOP高校中退」
2009.04.14 Tuesday 15:50
 

 「STOP高校中退 −高等学校tt結うと退学予防のために提案」
 杉山雅宏著、東京六法出版、1,900円+税

 帯(一部)に、「中途退学者や高校生を含めた調査により、「対教師関係」という中途退学要因を抽出。高校内で可能な中途退学予防の心理的支援策を提示」とある。

 文献、調査、質的研究、事例研究、フィールドワークと、多角度から攻め、心理臨床的な視点が大前提だが、教師の現場にこだわった本書は、学校教師出身・臨床心理士の面目躍如。大学の離学者の分析にも、手法として参考になるかも。
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書籍:「アーレントとティリッヒ」
2009.03.03 Tuesday 22:19



 「アーレントとティリッヒ」(クリストファーセン,アルフ シュルゼ,クラウディア編著 深井 智朗佐藤 貴史兼松 誠訳、法政大学出版局、2,200円+税)

 すでにブログで紹介した本であるが、強烈な存在感のある翻訳が出た。深井智朗教授が中心に訳して、昨年12月に出版された。
 ティリッヒというのは20世紀を代表するドイツのプロテスタント神学者である。かたや、アーレントも著名な思想家であり、両者の往復書簡集を訳したものだ。ただ、神学や思想を理解するための資料になったり、当時の亡命知識人たちの生活史にもなる価値もあるだろうが、それとは別に、ティリッヒの生涯破綻しつづけた異性関係がいろいろと出てくるのもミソ。私は、こうした破綻した人をみると、まず中年期危機を想定するのだが、どうもそうではない。私生活全体に、早い時期から壊れている感じがした。
 まだ読了していないので、また次の機会で。
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書籍:「心で読む 聖書のにんげん模様」
2009.03.03 Tuesday 22:13
 
 「心で読む 聖書のにんげん模様」(掘肇著、いのちにことば社、1,200円+税)

 本書は、24人の聖書の登場人物をとりあげ、その生涯と信仰について述べたものである。よくある聖書人物伝に比べると、その人物の光だけでなく、影の部分を描いているところである。そしてその視点はどこまでも優しい。

 もともと、キリスト教月刊誌「百万人の福音」に連載したものをまとめたものだ。ちょうど同じ頃、私も同じ雑誌に連載記事を持っていたので、親しみをもって毎号読ませて頂いていた。そんな懐かしさも感じる。
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