【付章】相互作用、グループの図書を
2009.04.09 Thursday 21:15

  (仮)立ち止まって考えるクリスチャン・ライフ【付章】


15.本書では、相互作用性の大切さ、グループの治療的力などについて随所に触れています。人間関係やグループについてもう少し技術的、心理学的なものを紹介してください。

 人間関係でのコミュニケーション技術として、「親業」という考え方がある。親子関係のコミュニケーションを改善するためのものであるが、実際には学校、職場、病院などでも有効とされ、多方面で活用されている。すべての関係を三つの状況に分け、非常に実際的具体的に対話技術を説いているのが特徴である。とかく指導したり、助言したりしやすい人には、特に益を得るだろう。


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【付章】信仰と弱さの参考図書を
2009.04.09 Thursday 21:12

  (仮)立ち止まって考えるクリスチャン・ライフ【付章】

14.3章で扱われているテーマについて、参考図書を紹介してください。


 この3章で扱っているテーマというのは大きなテーマである。技術的なことから、深層心理的なこと、信仰上のことまで、かなり広い分野がクロスしている。まんべんなく体系的に参考となる図書を紹介するだけの力が私にはない。そこで、私がこうしたテーマを考える上で影響を受けた図書や、我が意を得たりの図書を紹介したい。

【信仰と弱さの問題】

 峩い人と弱い人」(日本基督教団出版局、2008年、P,トゥルニエ著)
  私たち人間には「強い人」と「弱い人」という二種類の人がいるという幻想がある。しかし、「強い反応」と「弱い反応」があるだけで、誰もが内面には、自分の弱さを隠し、それを見破られるのを怖れているにすぎない。著者は、このような観点で、臨床経験を織り交ぜながら、信仰との関連で考察していく。感動的な名著。

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【付章】臨床の知について
2009.04.09 Thursday 21:09

  (仮)立ち止まって考えるクリスチャン・ライフ【付章】

3章に関連して

13.3章で扱われている考え方というのは、臨床心理学一般の考え方でもあるのでしょうか。


 臨床心理学だけにとどまらないが、「臨床の知」という考え方がある。近代科学の考え方ではとらえきれないものを積極的に扱っていく立場である。カウンセリングなどの臨床経験からは、人の心や魂を理解するのには、こうした臨床の知が不可欠であることを強く感じている。
 なお、哲学者の中村雄二郎は「臨床の知」は次のような三つの構成原理があるとしている。


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【付章】ストレスの解決策を
2009.04.09 Thursday 21:06

  (仮)立ち止まって考えるクリスチャン・ライフ【付章】

12.人の息切れ状態を知るために、SOSサインをチェックしておく大切さはわかりました。ストレスの解決策についても説明してください。

 ストレスとうまくつきあい、ストレスを克服していく際に手助けとなるいくつかの方法を紹介する。
(1)自分自身の問題として、建設的に考える。
 何か出来事が生じた際に、人は悲しんだり喜んだりするわけであるが、その出来事と人の感情の間には必ず「思いこみ」や「解釈」が入っている。その「思いこみ」や「解釈」の仕方が、ストレスを大きくも小さくもする。
 たとえば相手が待ち合わせに遅れてきた場面であれば「自分を軽視している」ととるか、「きっと今、相手は生活全般に余裕がない状態」ととるか、「またま何か事情があった」「忙しいなかで自分と一緒の時間をすごそうとしている」ととるか、出来事は同じであっても結果(気持ち)が違ってくる。
 こうした思いこみや解釈について自分のパターンを意識することは、また建設的に受け止める可能性のあることを意識することは、ストレスを和らげることに役立つ。

 

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【付章】きょうだい関係、中年期問題の映画は
2009.04.09 Thursday 21:03

 (仮)立ち止まって考えるクリスチャン・ライフ【付章】

11.きょうだい関係、中年期問題について、推薦映画はありますか。

【きょうだい関係】

 ̄撚茵屮┘妊鵑療譟廖癖董1955年)    ジェームズ・ディーン  主演
 第一次世界大戦参戦前後のアメリカの農村が舞台にしたドラマであるが、父の愛情を勝ち取るための双子の兄弟の闘争物語となっている。旧約聖書カインとアベルの記事が下敷きになっている。互いの善意も空回りし、悪循環が進んでいく。兄の恋人が最後の悲劇を救う。きょうだい葛藤の古典的名画。

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【付章】グリーフケアについて説明を
2009.04.09 Thursday 20:59

(仮)立ち止まって考えるクリスチャン・ライフ【付章】


10.現代人のレッスンで「身近な人との死別」を挙げていますが、これは大きな問題だと思います。死別経験をした人のためのケアについて、もう少し詳しく説明してください。


1.死別経験のした人

 人は大切な人を喪うと大きな悲しみを経験する。それを悲嘆(グリーフ)というそうした経験をした人を心的に支え、援助することをグリーフケアという。死別以外にも、生別の喪失、あるいは自分の地位や健康を喪うことも悲嘆に含めることがある。

 悲嘆を経験した人は、長期にわたり悲嘆のプロセスを必ず体験していく。ショックを受けたり、嘆き悲しんだりすることは初期の正常な悲嘆のプロセスである。

 グリーフケアとは、正常な悲嘆のプロセスを歩めるようケアすることである。
 病的悲嘆は、10から15%と言われている。悲嘆反応の遅滞、長期化。表現を抑制しがちな環境の中でこじれやすい。
 

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【付章】中年期問題の参考図書を
2009.04.09 Thursday 20:57

 (仮)立ち止まって考えるクリスチャン・ライフ【付章】

9.中年期の問題について、参考図書を紹介してください。

 崔翡クライシス 」(朝日文芸文庫、1996年、河合隼雄著)
 日本文学の名作12作品をとりあげ、そこに登場する中年人物の心の深みを解き明かしていく。心理学的な知見があってそれにあう作品を選んだのではなく、あくまでの作品の人物に無心に寄り添い、その心の声を聴くかのような凄みがある。各章を読み終えた後、余韻が残る。
 同じ著者による中年期を考える著作として、「大人の友情」 (朝日文庫、2008年)、「働きざかりの心理学」(新潮文庫、1995年)、「「老いる」とはどういうことか」 (講談社+α文庫、1997年)などもある。

◆嵜誉犬了裕─殀展と成熟」(日本基督教団出版局、2007年、P,トゥルニエ著)
 かつてヨルダン社から出ていた名著が、新しく復刊。人生の発達段階を、四季になぞらえ四つに分け、心理学全般の知見も使いながら、発達課題を信仰の観点から深い洞察を加えていく。中年期の危機にあたる部分も、精神科医として、また信仰者として見事に論じている。こちらもまた読後の余韻が残る。


 

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【付章】┐ょうだい関係の参考図書を
2009.04.09 Thursday 20:54

 (仮)立ち止まって考えるクリスチャン・ライフ【付章】

2章に関連して

8.きょうだい関係について、参考図書を紹介してください。


 「きょうだい」関係について、カウンセラーとして納得の一冊というのはない。専門書では、アドラー心理学が、「きょうだい出生順位」の性格形成上の影響について重視している。私は駆け出しの頃、「アドラー心理学 虎の巻」(野田俊作著)の中の「きょうだい出生順位」の解説に触れ、その後の土台となった。

 きょうだい出生順位については、心理学者の子育て本を読むより、非専門家のおもしろおかしい占い本を読むことを推薦したい。解説の骨子はかなりきちんとした心理学の知見が活用されている。リップサービスと誇張した表現を差し引いて読めば、得るものは多い。

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【付章】犯罪、依存、パーソナリティ障害の参考映画を
2009.04.09 Thursday 20:50

 
(仮)立ち止まって考えるクリスチャン・ライフ【付章】


7.犯罪、依存やパーソナリティ障害といった問題は、いくら知識として知っても、実際にそうした人たちと関わる経験がないとわからないと聞きました。どうやって学習すればよいでしょうか。


  依存やパーソナリティ障害の説明は、意外とわかりにくいと思う。関係性の中で問題があぶり出されてくるところもあって、実際にそうした人との関わりを体験していないと、ピンとこない人は多い。畳の上の水練になりかねない。

  そこで一番お勧めしたいのは、そうした人を描いた良質な映画やドラマを見ることである。以下に私が見た作品の範囲内であるが、推薦作品を羅列したい。

【犯罪】

 ̄撚茵屮▲淵薀ぅ此Ε罅次廖癖董2002年)ロバート・デニーロ主演

 この映画は、犯罪カウンセリング、ひいては「背伸び・強行突破」型の人の援助の状況を見せてくれる。すなわち、援助者やカウンセラーが善意だけで関わろうとするといかに振り回され、援助関係を維持することが難しいか、そして援助者やカウンセラーがくたくたにすり減ってしまうかを教えてくれる。

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【付章】θ蛤瓠依存、パーソナリティ障害の参考図書を
2009.04.09 Thursday 20:45

  (仮)立ち止まって考えるクリスチャン・ライフ【付章】

6.犯罪、依存やパーソナリティ障害といった問題について、参考図書を紹介してください。


【犯罪】
 嵌鷙團ウンセリング入門」(金剛出版、2002年、藤掛明著)
  本書とまったく同じ立場で書いた非行カウンセリングの専門書。一般雑誌の連載記事をもとにまとめたものなので、読みやすい。「甘え・へたり込み」型と、「背伸び・強行突破」型に分け、後者をカウンセリングの観点から解説している。「非行」を扱った本だが、広く行動化型全般に共通するものを扱っている。

◆崟の逸脱」(岩波書店、1992年、A.ストー著)
 性的逸脱行為について、男性としての劣等感や罪責感がいかに結びついているかを非常に平易に解説している。                                                       

「犯罪に挑む心理学―現場が語る最前線」(北大路書房、2002年、笠井達夫ほか編)
 犯罪心理学の本はその多くが社会学的な視点で書かれている。もう少し個人心理の部分をきちんと扱ったものがほしいところだ。本書は、個人心理、社会現象双方の視点を網羅し、バランスが良い。矯正や警察の実務家がまとめた面白さもある。

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藤掛 明
雨の心理的イメージを鍵に、雨の降る物語を読み解く。カウンセリング論であり、人生論でもある。
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