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答えを用意しない
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2011.10.29 Saturday 21:18
人は、相談するとき、多くの場合、模範解答を期待していない。
だから、早々に相手からもっともらしい答えを与えられると、悲しい思いになる。
そして、(模範解答なので)反論ができないだけでなく、その話題をさらに先に進める道を閉ざされる悲しみをも体験する。一方で、人は、他の人から相談を受けると、なんとか答えを用意してあげないといけないと考える。答えずに、ひたすら相手の言葉に耳を傾け続けることに耐えきれなくなる。答え(助言)をとりあえず口に出すことで、役目を果たしたかのような安堵感や達成感を覚える。
本当の答えは、あらかじめ存在しない。人と人が会って、お互いに模索するなかで、少しずつ見えてくるものである。語り続けるなかで、相談しているその当人が自ら糸口を見つけていくことも起きてくる。
疲れている人とともに歩くとき、手をひっぱってあげることもあるし、背中を押してあげることもある。時にはその人の脇を一緒に並んで歩くことも大切なことだ。
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「会わない」時間の恵み
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2011.10.29 Saturday 21:16「会わない」時間の恵み
人は、他の人と頻繁に会うことによって、親しくなる。
一方で、人は、他の人と頻繁に会わないことによって、親しくなることもある。
双方ともに大切なことである。なにかにつけて、すぐに会ってばかりいると、相手についつい巻き込まれてしまう。
見えるものも見えなくなる。
一人で黙考するための時間も失われがちになる。逆に、「会わない」メリハリがあると、会ったときの集中力が違う。
会うまでの間に、あれこれ考えることも、意味あることである。自分だけのことではない。
その人のためを考えても、いつも一緒にいてあげる愛情もあるし、いっとき見守る愛情もある。
マイクを握るような会話もあるが、糸電話のような交わりもある。 - ←back 1/1 pages next→