コラージュとの出会い(2)
2018.08.26 Sunday 15:44

 

家族療法の実地訓練

■ 私が、実際にコラージュ療法を経験したのは、大阪から、浦和少年鑑別所(現在のさいたま少年鑑別所)に転勤して2年目の1992年であった。非行以外の臨床にも触れ、臨床家としての力を付けたいと思い、土曜日に外部研修に出させてもらった。研修先は、千葉県にある家族療法の相談室に申し込み、そこで家族療法の実地の訓練を受けることにした。鈴木浩二先生が指導者であった。毎週通ったのは2年だったが、その後もよく通い、大きな影響を受けた(*注1)。*注1:

ちなみに鈴木浩二先生はプロテスタント信仰をお持ちで(晩年にカソリックに改宗)、来談者の中にも信仰者がけっこうおられた。さらに、その後ある研究会に推薦してくださり、平山正実先生や賀来周一先生と知り合うきっかけをいただいた。

 

カルチャショック

■ 私にしてみると、このときの研修は、非行少年の面接を続け、非行臨床のいろいろなことを学んできたという自負があったのであるが、それが大きく揺さぶられる経験でもあった。カルチャショックのようであった。私の当時身に付けていたのは、心理テストを丹念に解釈したり、非行ケースを分析したりすることであった。司法分野であり、裁判官に意見を伝えるわけであるから、科学性のようなものを意識していた。ところが家族療法の現場では違った。面接ごとにいくつもの仮説が述べられるが、絞り込むと言うより、一貫性なく広がっていく感じがした。また面接でも、描画とりわけコラージュを使うことがあったが、緻密な描画テストになじんできていた私は、その解釈の自由さ、大胆さに驚いてしまった。

 しかし、来談するご家族は、変化・成長していくし、コラージュを作る来談者は目を輝かせる。私は本務の非行臨床をひとまず脇に置き、週末はひたすら家族療法と自由な描画に没頭した。おそらくこの頃の私は、科学と伝統的な枠組みの非行臨床と、自由で大胆な家族療法やコラージュ臨床を自分の内部で統合できぬままに分割していたのだと思う。

 

研修同期生からの刺激

■ 実地の研修は毎年3,4人受け入れられていた。皆意欲的で個性的な人たちであった。ちょうど研修同期の20代の若い女性(児童領域の臨床心理士)が日頃の実務で実施したコラージュ作品を持参し、嬉々として説明してくれた。この説明は当時の私に染みいるように入ってきた。その本体はオーソドックスなコラージュ療法であったと思う。私からしてみれば、描画テストという土台に、芸術療法が乗り、つながった瞬間であった。短期間であったが、私は描画テスターから芸術療法家になったのだと思う。

 

アートセラピーになかなかつながらない

■そしてそうこうするうちに、家族療法面接で行われる大胆なコラージュもわかるようになっていった。とどめは、その研修で特別に用意されたアートセラピー講座が開かれ、鈴木浩二先生の娘さんでもある鈴木恵先生がその講座を担当された。毎回驚きと感動の連続で、私はアートセラピーの虜になった。

  鈴木恵先生はよくおしゃっていた。アートセラピーの一部としてコラージュと言う道具を使うことはよくあるが、コラージュだけでいくと決めることはない。アートは発想の自由が命であり、既成の方法に縛られず、その面接ごとにクライエントの個性と問題にあわせたアート課題をセラピストが創作していくことが肝心であると。

 私は深く同意したが、描画テスト、芸術療法と重ねた物の上にアートセラピーをすんなりと乗せることができなかった。家族療法の仲間と研修先の相談室でケースを持ち、アートセラピーを味わう分には問題なかったが、日常実務の非行性のアセスメントを行う面接者として、このアートセラピーをどう受け止め、活用し得るのか、イメージできず、ほとほと困ってしまった。何ヶ月か寝ても覚めてもこのことを考えていた。

 

つながった!

■ あるとき鈴木恵先生との何気ない会話であったが、私が「描画テストでは作品に対して言葉で質問します。アートセラピーは、描画後質問をアートでやるようなものですね。」と言ったところ「そうそう。」と相づちを打っていただいた。そしてこのとき、私はつながったと思った。私の中で精緻な描画テストと芸術療法と欧米型の自由なアートセラピーがつながった瞬間であった。これより日常実務でも積極的にコラージュを導入した。そのころの面接で、「家出し売春を続ける幼い少女」を担当した際に、1作目に続けて、その作品を裏返し、台紙の反対面(比喩として人に見せない内面世界)に2作目を作ってもらったのであるが、当時の私にとって「つながった」ことを証しする記念碑的ケースとなった。その後も非行面接でもコラージュを使い続けた。少年鑑別所というところは短期間の面接であったが、芸術療法のコラージュ療法を中心に、時折ひらめくとアートセラピータイプのコラージュを行っていた。当時私の知る限り非行の実務面接でコラージュを使っている人はいなかった。興味深いケースも蓄積し、その有効性を発信したくなり、「つながった」から1年後くらいたったとき「非行少年の素顔に触れるとき」(1994)という記事を教育雑誌に発表した。また同じ年に学会に口頭発表もした。このころ少年院の教官と連携して処遇困難な在院生にコラージュ療法を行ったが、これは少年院で初めて行ったコラージュ療法であると思う。またこの年は、すでに八王子少年鑑別所に転勤していたが、矯正や司法の実務家にこの技法を知っていただこうという趣旨で、八王子少年鑑別所が主催し、コラージュのワークショップを開催し、100名の参加者を得た。この数字は大盛会である。このように1994年は「発信」と言う点で特別な年になった。

 

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コラージュとの出会い(3)
2018.08.26 Sunday 14:26

 

3つの世界を比較・統合する。

■ ここまでの経過は、一言でいうと、精緻なテストの世界住んでいた私が、オーソドックスなコラージュ療法を知り、ついで欧米型のアートセラピーの世界にたどり着いた物語である(注2)。

   *注2。このとき経験した3つ世界(「描画テスト」「芸術療法」「アートセラピー」)を比較・統合した試論を   2005年に「非行少年に対する描画療法」と言う題目で 現代のエスプリ462号、至文堂にまとめた。

 

まだ迷った

■  しかし、私はここからも迷った。欧米型のアートセラピーの世界を堪能しつつも、描画テストや日本の芸術療法などの持つ「枠」を良い意味で残して、なおかつ自由なアイデアを込めることはできないだろうかと真剣に思った。

  すでに1995年に「家族画における介入的アプローチ」という論文を書いた。「家族画」という用語を使ったが、家族イメージを扱う描画全般をさし、私はコラージュを意識し、事例の紹介でも、コラージュを積極的に取り上げた。ここで苦労したのは、立場や姿勢を表す言葉をどうするかで、従来の芸術療法としてのオーソドックスな活動に、自由大胆なアートセラピーの息づかいをどう接ぎ木するのか。このときから「介入的アプローチ」という用語を使い始めたが、結果的に普及しなかった。

 

4つのやり方

■さて、ここでコラージュのやり方を4つにわけてみたい。

ひとつは.ーソドックスなコラージュ療法である。毎回のようにコラージュを作る。

この方法が日本での実践の99%を占めているのではないかと思う。アートセラピー型のコラージュの自由さを思うと、そこには型があるが、一般的な芸術療法に比べると十分に自由である。

もうひとつは▲◆璽肇札薀圈爾箸靴討離灰蕁璽献紊任△襦この場合、コラージュはたくさんあるうちのひとつの道具にすぎず、コラージュはワンオブゼムである。

ここからが私のこだわりであるのだが、次のように考えた。

「時にコラージュ」。面接の流れのなかで節目でコラージュを作るのである。終結面接などでは卒業のような意味づけも出来る.

ぅ灰蕁璽献紊了つ実施者の裁量の大きさに注目して、変法実施を積極的に開発していく。これは,領場のセラピストが実行するのに抵抗がなく、あらかじめ選択する変法の方法とその利点・欠点なども明らかにしておけば、芸術療法の学習にも役立てることができる。

 

変法でいける

■その後、勤務先の臨床で嬉々としてコラージュを使い、ある時期は、若手職員の研修などにも使った。また2003年には法務省から民間の大学に転じ、新しい環境でますますコラージュを使う機会がひろがった。

2003年に書いた「はがきを使ったコラ−ジュ技法」は多くの方に読んでいただき、反響をいただいた。このことは変法という切り口で伝えること(い諒法)が有効であることを証明したように思えた。

 

運命のいたずら

■ここで運命のいたずらが起こる。正確にいうと、20代の終わりに、描画の連載記事を書いたことが第1のいたずらであった。このときの影響は、他のテストではなく、描画を看板としていくのだということを決意することになり、学術的な提示にこだわらず自由な体験知で勝負することを考えるようになった。

 

そして第2の運命のいたずらが2006年ころに起こった。…

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コラージュとの出会い(1)
2018.08.26 Sunday 00:17

 

貼り絵との出会い

 

■1982年、私は心理臨床家を目指し、法務省・横浜少年鑑別所に就職した。
投影法テスト、たとえばTAT(物語分析)に憧れていた。
ところが当時は過剰収容時代であり、最初の4年間は法務教官としての仕事に就いたので、
寮の日課指導で手いっぱいであった。当時少年鑑別所では全国的に「貼り絵」(色紙を押し棒で押しちぎって貼り付ける点描画)が盛んであったが、それに次第に魅せられていった。この貼り絵については貼り方の形式的側面に注目して、論文にしたり、エッセイにしたりした。

 

雑誌連載を通して


■1985年、私の最初の転勤は、大阪少年鑑別所であった。ここから、心理技官として面接室での仕事が中心になった。TATやロールシャッハテスト、ソンディテストといった投影法テストの勉強も実践も思う存分行った。1987年とある土曜日にひょんなことから月刊少年育成誌の編集者と話す機会があり、私はTATの体験を熱心に語った。あけて月曜日職場にその編集者から電話がかかってきて「描画の話が実に興味深かった。ぜひうちの雑誌に連載してみないか。」「TATでなく?」「そう描画」。
それから生まれて初めての雑誌連載記事を担当した。29歳の時であった。1年間の連載が終え、後半部分は書き下ろして、1999年、やはり生まれて初めての単著本「描画テスト描画療法入門」(金剛出版)として世に出した。

 

自由気軽な世界で

 

■この雑誌連載はその後の影響大であった。世の中に、私が描画を熱心にやっている心理職という印象を植え付けた。以後、描画の講演依頼や原稿依頼がくる流れが出来てしまった。もうひとつ、TATはある程度学術的なアプローチを意図していたが、描画は単純に日頃の面接などで役立てばいいという気軽なきもちで自由にやっていた。それを編集者にそこが面白い。臨床現場の専門家の本物の体験知のようなものに触れられると押し出され、それは今も続いていると思っている。

 

コラージュとのニアミス

 

■大阪時代にはコラージュとのニアミスがあった。ある精神医学の出版社の企画で、芸術療法事典の原稿依頼が舞い込んだ。私の担当項目は「貼り絵」「ちぎり絵」の2項目であった。「ちぎり絵」はほぼやっていなかったが、この原稿がきっかけでにわかに取り組んだ。興味深い事例にも恵まれて、なんとか依頼の原稿を書き上げた。ところがこうした事典ものでは起きることであるが、10年遅延したり、最後は完成しないで終わることがある。このときの企画は後者であった。ところがこのときの企画書に、「コラージュ」項目があり、担当者が「森谷寛之」とあった。貼り絵と似た分野と思われ気になった。この事典の依頼が1989年か1990年のことで、森谷先生がコラージュ療法についての日本で初の口頭発表をしたのが1987年、その発表抄録が学会誌に掲載されたのが翌1988年のことであるから、これを受けてすぐの項目化ということになる。私はこの企画をきっかけにコラージュ療法の概要に触れ、なんと自由度の高い方法であり、当時の私の研究していた「貼り絵」の固い世界と対照的であると感じた。
 

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アートセラピーとコラージュ療法
2018.08.20 Monday 18:26

 

 

コラージュ療法を大きな流れのなかで考えてみる。

 私のコラージュの独自性というか立場というか。少しメモしておく。

 

 

(1)「日本のコラージュ療法」の独自性

 

日本におけるコラージュ療法といった場合、草創期から理論・実践に牽引者となっている森谷寛之氏の解説から確認していきたい。

 

森谷氏が代表を務めるコラージュ療法学会のHPに、氏による日本のコラージュ療法の解説が端的になされている。

 

「コラージュが心理臨床分野へ導入されるようになったいきさつははっきりしていない。 ピカソがコラージュを言い出す前に,精神病の患者は自ら今日ではコラージュとされる作品を自発的に作っていた。しかし,その重要性には気づかれなかった。 最初は,1970年代初期,アメリカで作業療法のひとつとして導入されたらしい。後に芸術療法としても取り入れられるようになったようである。」

 

歴史的にみるとコラージュ制作を継続的に行うようなものは報告されておらず、作業療法のひとつとしてなら記録がある。

 

「アメリカやヨーロッパでは,様々な芸術的技法が使われており,その中の一つとしてコラージュも使用されている。しかしながら,それだけを特別に「コラージュ療法」と呼ぶことはないようである。諸外国ではその起源がはっきりせず,多くの芸術療法のひとつという位置づけである。」

 

そして欧米の芸術療法と根本的に違いがあることを指摘し、

コラージュ療法は,諸外国の方法が日本にもたらされて発展したというのでなく、日本において独自に発展した、とする。

その通りである。

 

(2)海外のコラージュ療法の発想

 

しかし、海外でコラージュ技法が心理療法の場で使われていないかとなると、そうではない。森谷氏も指摘するように「様々な芸術的技法が使われており,その中の一つとしてコラージュも使用されている」のである。

 

鈴木恵氏は、海外(ここではアメリカ)の即興的なアートセラピーのあり方を擁護する立場から、次のように述べている(「アメリカにおけるコラージュ療法」59-66。現代のエスプリ386・コラージュ療法)

 

「米国における、一連のアートセラピーの面接場面でコラージュを一つの道具として使用することは良くあるが、筆者の知る限りでは、それだけを取り出して、「コラージュ療法」ととりたてて呼んでいる人はいない」

 

そしてその姿勢というか発想として次のような意味があることを端的にまとめている。

「米国では「コラージュ療法」と名付けることによって、かえって発想の自由が奪われ、アートの持つその本質的創造性が失われてしまうのではないかと考えられているように 思える。アートは試行錯誤を繰り返すことによって既成概念を壊し、新しいものを創り出すところにその特質がある。」

 

このようにどちらにも独自の特徴があるものの、影響関係があまりないままに経過している。欧米のアートセラピーが心理系だけでなく、美術系の出身のセラピストが担っているのに対して、日本ではほぼ心理系出身者で独占していることにも関係しているように思える。

 

(3)私の立場

私の立場はシンプルにいうとアートセラピーの即興性、独創性を重視する。

しかし、日本的な静的な芸術療法も捨てがたい魅力がある。そこで欲張りかもしれないが、両者の交流、統合を目指している。少し大胆に言うと、旧来の日本的心理療法の枠を温存しながら、そこにアートセラピー的なものを接ぎ木していくことである。

 

ちなみにこれまで、その趣旨からいろいろなネーミングもしてきた。

 

 峪にコラージュ」 

コラージュの面接を毎回することを前提としなくても良いことを浸透させるために、使った言葉。

 

芸術療法派と アートセラピー派

日本的な芸術療法(ひとつの技法に限定して実施)を実践する人たちを「芸術療法派」とし、他方、多彩な方法を駆使し、その一部としてコラージュを即興的にアレンジして使う人たちを「アートセラピー派」と名付け、両者の発想の違いを強調した。

 

2霪的アプローチ

アートセラピー派の即興性に着目し、「介入的アプローチ」と名付けて、いくつかのカテゴリーに分け、それぞれに相当する事例を挙げたこともあった。

 

最近では、アートセラピーの即興性・独創性の発露として、無限に実施法を生み出すのであるが、それらを変法として位置付け、日本のコラージュ療法がそうした特性をもっと積極的に取り入れる道筋を作りたいと考えている。

 

 

 

 

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自分のためのコラージュ(5)年賀状
2018.03.26 Monday 10:34

 

私の実際に出していた年賀状である。2012年から2014年の年賀状。

年賀状やクリスマスカードで、自分の1年間を振り返る文面をつくる人がけっこういる。

それをコラージュにしてしまおうと考えたのが、コラージュで振り返りの作品を作った始まり。

 

1年間を思い起こし、印象の強い5−6個の出来事を貼り付けてみた。

その際、自分のブログ記事を1年間読み直して、記事中に使った写真を素材にするようにした。

作品の解説はないが、ブログ記事のほうでそれは補うようにした。

 

ちなみに、

2012年の中央の「テーブルと文庫本」の写真は、村上春樹の鼎談本の録音を行った会議室。

2013年の左上は、東日本大震災。2014年の左上は、がん研有明病院の中庭。

 

 

2015年の左下は年末にお世話になった病院。年賀状は元旦に作るので、年末のことも含まれる。

2016年からは横位置に。おふぃす・ふじかけ賞の写真が登場。

 

 

 

2017年からは、抱負を添えるようにした。この年は「やじろべえのように」。

2018年は「ふんわりと」。なお、写真に対応するブログ記事の場所を添えた。

 

年賀状やクリスマスは自分を振り返る格好の儀式となり得る。

コラージュで振り返る方法はおすすめである。

 

なお、サイズはもちろんハガキサイズ。作った作品を写真撮影する方法もあるが、

ここでは直接、貼り付け、印刷する方法が、簡単である。

私は一太郎(ワープロソフト)でハガキサイズの文書に写真を貼り付けて作っている。

 

年賀状をもらう人からすると嬉しくないかもしれないが、そこは大目に見てもらおう。

毎年、コラージュの年賀状をもらい続けたほうは、そういうハガキをもらうことが習慣になってくるはず。

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自分のためのコラージュ(4)イベント
2018.03.24 Saturday 12:22

 

私が30歳半ば、心理士の先輩から、困難なカウンセリングケースが終結したときに、

その時点でケースを振り返り、そのイメージを絵やコラージュで表現しておくことを勧められた。

これは役に立つアイデアであった。

ケースの理解と同時に、思いに区切りをつける儀式のような効果があった。

 

その後、ケースだけでなく、職業生活などでの大きなイベントを行い、終わったときなどにも作っている。

上の作例は、2017年11月に聖学院大学総研主催の香山リカ先生との対談講演会が終わったときに作ったものである。

ハガキサイズ。主にネット上のデジタル写真を使って、パソコン上で作ったコラージュ。

 

右上 バレーボールで、トスがあがる。

右中 バレーボールで、レシーブをする。

やや右の中央部 重量挙げ。

右下 対談中の実際の会場風景の写真。

 

*香山先生は素直なトスをあげてくれたし、良いレシーブをしてくれた。

しかし、私の方は体中に力が入りすぎてしまい、良いスパイクが打てなかった。

 

左側の3枚。天国の天使。ラーメン。地の塩。

中央。つり上げる人。

 

*パワーをもらえるのは記念となる儀式。平山先生が生前よく食べていた塩ラーメンを故人を偲んで食べるエピソードを披露。

香山先生からは、塩ラーメンというのが「地の塩」にゆえんがあるのではないかという連想をいただいた。

 

予定していた発言よりも、その場で引き出された着想が興味深い。

 

…それにしても、上げてもらったトス。本当に打てなかった。

 力不足で。活字化の予定であるが、やや心配。

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自分のためのコラージュ(3)To Do List
2018.03.24 Saturday 11:43

コラージュの変法はいろいろとある。

そのなかで安心してお勧めできるのが、「言葉によるワーク」をまずして、

それを基にイメージ表現をする方法である。

 

ここでは「TO DO LIST」を書き出したあと、それをコラージュにしてみる方法を紹介する。

 

月初め。年始め。ある節目。などに、自分の作業すべき行動を紙に書き出す。

特に節目でもなんでもないときでもいが、いつもより「忙しい」と感じたり「精神的にダメージを受けている」と感じるときは、こうしたTO DO LISTのコラージュを作るの適している。

 

まずTO DO LIST を書き出す。

 

それぞれの課題に対して、どのような負担を感じているのだろうか。

またどのような希望を感じているのだろうか。

黙想する。

背後にある感情が似ている課題は一緒にしてみる。

 

ついで、リストの背後にある感情を思いながら、コラージュ素材を探してみる。

ここで多数のLISTが、似たものがまとまることで、より少ないグループに絞り込まれることになる。

このとき、すべてのTO DO LISTをコラージュで取り上げる必要は無い。

極端な話、LISTのひとつだけに注目し、そのイメージだけを広げていくことでもかまわない。

 

上の作例は、手帳にはったハガキサイズのコラージュである。

この時期、疲労困憊していたが、単に忙しいというよりも心理的にダメージを受けており、意欲がわかず、

TO DO LISTも、無限にあるように思えた。

とりあえず大きな課題と思われるものを書きだすだけで莫大な数になった。

 

コラージュ素材の写真やイラストをいろいろと眺めながら、LISTのどこかにヒットしているなと感じたものを

多めに選び出し、それをさらに絞り込んだ。

 

右上は、マッサージ風景。自分の体のメンテナンスや病気の治療などのテーマ。

右下は、きれいに片付いた事務机。片付けや掃除。さらには転居などのテーマ。

左上は、サッカー選手のポジション取り。モノクロ。他の人の不穏な動きを抑える。ポジション取りのテーマ。

右中央の花束のイラスト。今ある希望。(当時期待をしていた)楽しみなことのテーマ。

 

私はこの作品を作って、かなりすっきりとした。得たいの知れない複雑な状況と思ったものが、3つくらいのイメージにまとめられた感じがしたからだ。

とくに、サッカー選手のポジション取りの写真は、当時の私の、気の進まない雑用や交渉を見事に表現していた。

 

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自分のためのコラージュ(2)旅・出張の記録
2018.03.23 Friday 10:57

 

旅の思い出を素朴にコラージュする人は意外といる。

入場券、パンフなどをノートなどに貼り付けると、自分オリジナルな旅の思い出の世界ができあがる。

 

コラージュを関係印刷物の羅列にするのもいいし、自分の主観的な体験のイメージを中心に表現するのもいい。

 

上の作品(写真)は、京都に1泊で、ある講演会に参加した際の印象をコラージュにしたもの。(手帳にハガキサイズ)

 

前泊で京都入りをした(右中央の「新幹線」)が、夜だったこともあり、駅近くにあるはずのホテルが見つからず、同じエリアの中を行ったり来たりした(右下の「闇夜の中のコンビニ」)。

良く道に迷うことはあるが、このときは、このあたりにあるはずなのにない、という不可解さにいらだち、幾度も地図を見返した

(左中央+下の「ホテルまでの地図」)。

翌朝、同じ最寄り駅から、講演会場へ30分。大講演会場(右上)では、講演者は4人-5人とオムニバスであったが、生態系の雄大な話(講演会場を取り囲む3枚の写真)を聞いて、心躍った。前夜の暗闇の彷徨から脱して、当日の明るい日差しに満ちた大自然の世界に移った感じであった。

 

 

 

 

 

 

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自分のためのコラージュ(1)礼拝・説教の感想
2018.03.21 Wednesday 09:21

 

これから数回にわたり、自分のために行うコラージュについて解説したい。

というのも、コラージュは、心理療法の一貫として行われることが多い。

しかしコラージュはさらに広大な守備範囲を持っている。

「療法」でなく、「自己啓発」目的のコラージュと銘打ってとりあげることがある。

 

私はさらに一歩進んで、具体的な生活マネジメントのツールとしてコラージュを活用することができると考えている。

「心理療法としてのコラージュ →自己啓発目的のコラージュ →マネジメントのツールとしてのコラージュ」

 

このようなイメージである。

 

具体的なツールの話の前に、その前提となるコラージュづくりの環境について述べておきたい。

(1)ハガキサイズの台紙でコラージュを作る。

サイズを小さくすることで、深層心理よりも作者の意味づけ(メッセージ性)が前面に出、また保管や携帯に便利である。

(2)自分にあった保管方法、眺め直す方法、携帯方法などを決める。

私の場合、メインは、手帳の頁に、ハガキのサイズの枠をペンで書いておき、そこに貼り付け作業を行う。

私製ハガキを台紙にして作ることもある。

また、私の場合、手帳は携帯しているし、なるべくブログにアップするようにしている。

 

 

 

初回はまず、「礼拝や説教の感想・覚え書き」

 

上の作例は、昨年の11月下旬の礼拝説教(第1コリント12章22節)の感想

「それどころか、…尊くないとみられる器官をことさらに尊びます。」

 

ほぼ全体。やや下。「海と飛行機」。

自らの推進力があまりない。水に落ちそう。

 

上中央「文字」

基本のテーマ

 

上左「画像検査」

大病を持っている。

 

上右「飛行機の出入り口」

飛行機を降りると、新しい時代・新しい季節(桜咲く春)が待っている。

 

*当時、ある組織のある役割を担うにあたって、それは出来ないと思いわずらっていた。

この説教を聴いて、劣る者だからこそ、神に尊んで用いていただく。との思いを刻んだ。

 

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「食べ物」写真の宝庫
2014.06.26 Thursday 09:17


お中元の季節。
ギフト・カタログは、「食べ物」の写真の宝庫。
コラージュの切り抜きの補充に。
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