阿部祥子著、3,800円+税。ドメス出版。
住まいから家族やそこに住む人々の生活と心理を分析する。その面白さと、説得力は他の追随をゆるさない。それは24時間、そこに住む人を建物は規定し続けるからだ。また設計にしろ、すでに出来上がった建物の選択にしろ、その人の思想がリアルに出るからだ。
このブログでも、「住まいから家族をみる」(藤原智美著、NHK出版(番組テキスト)を書評でとりあげたことがある。
さて、本書は、住居学の専門家が、児童自立支援施設(旧、教護院)を取り上げ、2施設の事例を、建物の使い方(図面と聞き取り)という切り口から研究したものである。すごいエネルギーだ。