映画「私たちの幸せな時間」
2008.01.15 Tuesday 14:40
映画「私たちの幸せな時間」(韓国・2006)  カン・ドンウォン、イ・ナヨン 主演

 告白し、互いの秘密を共有することで、自分が変わり、人も変わる、ということを教えてくれる映画。自暴自棄の死刑囚ユンスと、自殺未遂を繰り返した元・歌手ユジュン。人生に絶望し、孤独を抱えるこの二人が、刑務所の中で出会う。毎週木曜日10時からの3時間の面会室で。この時間が「私たちの幸せな時間」。はじめは敵対していた二人が次第に打ち解け、最後はかけがいのない相手だと互いに感じていく。魂の深い交流が胸を打つ。

▽具体的な場面の解説
13分〜
シスターの話しかけに、死刑因ユンスは「勝手に踏み込んでくるから神父やシスターは会いたくないんだ!」と拒絶する。カメラ
○解説 孤独を抱え、自分の世界に踏み込まれることを恐れる。

31分〜
面接でユジュンは、ユンスからたまたま彼の弟の話を聞く。
→(45分〜)ユジュンはたまたま母親との葛藤をユンスに話す。ユンスは弟の死、孤児時代の話をする。
→(60分〜)ユジュンは、ユンスに一般の面会で会いに行き、誰にも言えなかった、自らの少女時代の傷を告白する。告白した夜、ユンスはひさしぶりにぐっすりと眠れた。
→(1:15分〜)ユンスがユジュンを面会に呼び出し、今度は、これまで語らなかった自らの犯罪の真相を話す。
→(1:47分〜)ユンスとユジュンの地上での最後の交流。

○解説 このように、告白のキャッチボールを繰り返し、告白を共有し、自分の人生の大切な物語を語り合えた二人はうち解けあい、交流を深める。助言や説教、まとめなどといったものではなく、心の底からの告白と交流が、自分を知り、自分を受け入れ、自分を赦す力を、また、人を受け入れ、人を赦す力を引き出してくれる。

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2020.10.17 Saturday 14:40
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Comment
2008/10/05 10:58 PM posted by: ふじかけ
まりこ(カリフォルニア)さん

いやあ、観てくれましたか。
ありがとうございます。

美しく、力のある映画ですよね。
私は、DVDで3度観ました。
2008/10/03 1:02 PM posted by: まりこ(カリフォルニア)
出国直前に時間を捻出し、先生お薦めのこの映画を観ました。
非常に強烈で、しばらくはぐるぐると映画が頭の中で回っていました。
本当に素晴らしい映画でした、有難うございます。
どうしようもなく深く傷ついた二人が、
少しずつ命を吹き返していく姿がとても美しかったです。
人の内にある、回復していく力のようなものを感じました。
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