映画「マディソン郡の橋」
2008.02.12 Tuesday 15:09
映画「マディソン郡の橋」(米・1995) クリント・イーストウッド、メリル・ストリープ

 たった4日間の恋を描いた中年男女の物語。ただし、この作品にはただの恋愛を描いただけではない魅力がある。それは人生の中年期の生き方を濃密に描写した点だ。中年期に人は「もう一人の自分」と出会う。このように、この作品を味わい直すことができるなら、新しい世界が見えてくる。
 89年アイオワ州マディソン郡。フランチェスカの葬儀を出すために集まった息子、娘が、二人に母からあてた手紙と日記を見ることから物語は始まる。そこには母の4日間の恋がつづられていた。腕時計

▽具体的な場面の解説
0分〜11分
葬儀を出すために集まった子供たちが母の秘められた恋を知り、当惑する。

○解説 心の深い物語はたとえそれが同居の親子であっても見えない。しかし、人は語らなければ物語を保てない。ヒロインのフランチェスカは知人ルーシーにだけ告白していた。
また、手紙と日記を通して未来の子供たちにも語った。

16分〜25分
 60年代のアイオワ郡。家族が州祭に4日間でかけ、主婦のフランチェスカは留守番。カメラマン(キンケイド)が偶然、撮影場所(橋)を尋ねてきたので、案内することになる。
43分〜58分
 フランチェスカとキンケイドの会話。二人の生き方の好対照が示される。そして彼女は徐々に自分の恋を半ば自覚し、積極性が出てくる。

○解説
 主人公フランチェスカは片田舎の農家の良妻賢母の主婦。4人家族で平和な日々を過ごしていた。突然の出来事(4日間の留守番。カメラマンの訪問)から中年期の物語は突然動き出す。「橋」は二つの世界を結ぶもの。世界を旅する芸術家と農家の主婦(正反対の世界・価値観)が対比されるが、キンケイドは実はフランチェスカが捨て去り、押さえてきたもう一人の自分でもあった。(彼女にも教師で、詩を愛する面があった)彼女は彼に惹かれていく。

1:43〜1:50 今回の恋を思い出にして、それを支えに生きていくと言う。
1:52〜1:56 雨に中、キンケイドにあうことを断念するフランチェスカ。

○解説
 「これが私と思っていた女はどこかに消えて私は別人となり、でも真の自分を見いだしていた」(内なる異性、全体性の回復)家族が帰る日に離別。カメラマンの誘いがあったが踏みとどまる。(崇拝か尊重、統合)。
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