映画「ローズ家の戦争」
2008.03.22 Saturday 14:35
映画「ローズ家の戦争」(1989年、米) 主演 マイケル・ダグラス

弁護士オリバー・ローズとその妻バーバラ・ローズとの、離婚劇をコミカルに描く。理想的な夫婦であった二人が、結婚17年目に離婚に向かってつき進む。
夫婦関係の悪循環の姿が見事に描かれている。あまりにデフォルメされ、喜劇化されているので、笑いながら観ることができるが・・。

カチンコ
具体的な場面の説明

5:00〜8:30 二人の劇的な出会い。骨董品のオークション会場で、競い合いなが          ら惹かれあう。

○解説
 男女のカップルは、相補性が働く。男は法学の奨学生。女は体操の奨学生。互いに自分にない要素に惹かれる。相補性が大きい(互いの差異が大きい)ほど劇的になる。

10:50〜14:00 幸せな家庭生活。クリスマス。新車の購入。幸せ優勢な日々。

○解説
 イベントや購入物など、あわただしい生産的な生活の中で、人は幸せ感を味わう。相補性もプラスに働く(例:強引な妻の新車購入)。必ずしも本質的な成長ではない。

20:50〜23:00 マイホーム購入
24:00〜23:00 妻が手料理で収入を得る体験
45:00〜50:30 妻から夫への告白。離婚へ。

○解説
 いったん、相補性のプラス循環が止まると、今度は悪循環が始まる。カップルの場合、通常女性のほうから循環が変わる。また、相補性が大きいほど悪循環の回転が激しくなる。

1:38〜1:51 夫婦喧嘩が、戦闘のように派手にエスカレートしていく。そして死          に至るまで、死の間際でも、悪循環は止まらない。最後に、この夫          婦と関わった弁護士の助言が続く。(本映画は、この弁護士の回想          という設定)

○解説
 カップルの悪循環の凄まじさ。それは止まらないどころか加速していく。本音では(少なくとも夫側では)和解を望む心もある。しかし止まらない。
 弁護士の助言は要するに、この悪循環からの脱出方法。一つ目、妻からの離婚要求があれば譲歩し、条件を飲め。→最初から完全に白旗をあげれば確かに悪循環は起こらない。二つ目は、青春を捧げた妻への、かつての愛のかけらを探せ。→これはさらに一歩踏み込んだ助言。悪循環を止めるのでなく、良い循環を動き始めること。
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