2章2話「どうすればよいのか・自己改善編」
2009.01.07 Wednesday 00:13

 2章2話「どうすればよいのか・自己改善編」

 「背伸び・強行突破」型の生き方の改善策の基本姿勢を述べた。引き続き、自分自身が「背伸び・強行突破」型の生き方を身につけている場合の克服方法について考えていきたい。

ー分に問題があることを自覚する。
 まず自分自身の中に、「背伸び・強行突破」型の要素があることを自覚し、認めることである。変な話だが、自覚し、認めることができるなら、解決のゴールは近い。そうすれば、状況を冷静に見ることもできるし、非常識に無理に無理を重ねることもないし、いざとなった周囲に助けを請うこともできる。
  静かなひととき、祈り、聖書を読むことや、失敗の後や不安な時に、内省したり、黙想したりすることなどは、自分自身の無理をしている背伸びの姿勢や性質を自覚し、味わうことに役立つ。
  しかし、自分の「背伸び・強行突破」の姿勢を自覚することは実は大変難しい。だからいろいろと苦労するのである。
 そこで、以下の項目では、自分を深く洞察するための観点や手がかりを紹介する。

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  何度も言うようだが、人は背伸び・強行突破をしている人ほど、自分のコンディションには鈍い。
 ただ、自分が息切れ状態にあるというSOSサインは、本人の自覚に関わりなく、発信される。
 ある人は、ある犯罪事件を起こす半年前から急に軽微な交通違反を連発するようになった。ある人は、ある不祥事を起こす1か月前から頭痛がひどくなった。
 このように、人によってエピソードの内容はいろいろであるが、息切れ状態の危険を知らせるためのサインとして、自分の体や精神状態さらには行動エピソードがいつもと違う信号を出してれる。人はそうした自分のSOSサインをあらかじめ承知しておき、いざそのサインを知ったときに、理屈抜きにブレーキをかけ、休養と自己点検をしなければならないのである。

2搬欧笋ょうだいとの関係をふり返る
 背伸び・強行突破の生き方のルーツを深く探っていくと、家族関係にたどり着く。だから、深い自己洞察を願うなら、家族関係をふり返ることには多いに意味がある。ただ、原因探しに汲々となり、過去の幼少期に受けた傷が影響しているなどと紋切り的な解釈に陥ってしまうと出口がなくなる。
 実は、背伸び・強行突破の姿勢を身につける直接の要因というのは、親子関係というよりは、「きょうだい関係」に起因している。人は競争関係をきょうだい関係を通して学ぶのである。だから、きょうだい関係をふりかえりながら、自分の背伸びのあり方、弱さとのつきあい方を分析し、自覚しておくことには大切な意味がある。

ぢ腓な枠組みの点検を行う。
 これまで身につけてきた使命感や信念、優先順位といった大きな枠組みを再点検する必要も大きい。というのも、人は加齢や成長、また状況の変化に応じて、対処する方法や課題が異なってくる。だから、ある時期まで通用したからと言って、今後も同じである保証はない。いやむしろ、少しでも不安感や行き詰まった感じがあるとすれば、間違いなく、自分自身の人生のステージが新しい段階に来ているのである。
 たとえば中年期(目安として35〜60歳)に人生の価値観の大転換を経験することはむしろ自然で、ある意味、必要なことである。もちろん60歳以降、老齢期にかけても同様である。

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 弱音を見せ合える小規模の交わりグループの持つ力は、驚くものがある。それほど人を支え、変える力がある。特に「背伸び・強行突破」型の人の場合、そうである。
 病院や心理相談室には、自助グループ、サポートグループといった名称で、特定の問題に絞って、その体験者が集まるようなグループがある。
 教会やその他の組織にも、グループが存在している。リカバリーグループ。12ステップ。企業人のためのVIP運動。これらは予防にも治療にも教育にもなる。もちろん自分だけでなく、他者援助のためにも重要なポイントである。

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 グループの力と似て、しかも自分のためのオーダーメイドとして備えられているものに、友情がある。これは単純身近なもののように見えて思いのほか、デリケートな問題である。なぜなら、背伸び・強行突破型の人ほど、心を開いて友人と交流するのが難しく、自分の「弱さ」を見せられないからである。
 しかし、実際には、大上段に構えた美談のような友情である必要はない。「こうした問題で今困っている」と少しでも言えるだけで良いのである。それだけでも、背伸びの息切れが和らぎ、自分に対する洞察力が変わってくるのである。

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