(8)非行カウンセリングに関連して
2006.12.05 Tuesday 01:41

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(8)非行カウンセリングに関連して

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非行カウンセリングについて,同業の後輩からたずねられると,次のような本を推薦している。

 精神分析的な立場からは,まず「心理面接のノウハウ」(創元社)の「非行面接」(藤田裕司)が読みやすく濃密で,示唆に富んでいる。さらに詳細な事例こみで読みたいということであれば「非行の病理と治療」(金剛出版,石川義博)を挙げている。
 また家族療法,システムズアプローチの立場からは,まず「非行臨床の実践」(金剛出版)の村松論文,生島論文を勧めている。
 非行カウンセリングとしてはかなり手ごわい「窃盗」少年の理解やカウンセリングについて,さらに上級技になる「放火」や「性」非行少年のそれについては,まだ満足できるような本にはめぐり合っていない。窃盗全般ではないが「ひったくり」であれば拙著「現代ひったくり事情」(新曜社)は読むと「目からうろこ」的な感動があるかもしれない。「性非行」については,日本人ではないが,精神科医ストーの「性の逸脱」(理想社)は,男性としての劣等感や無力感をきちんと扱い、性非行の本質をつかんでおり,理解に役に立つ。
 なお非行関係の本をほとんど読んだことがない人から、「概説・入門書」の紹介を求められた際には、一番新しいものを紹介するようにしている。今は、平易な文章で、かつ比較的安価であるという条件も考慮し、「現代の少年非行」(大日本図書、950円)の名を挙げることが多い。

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