段取り力、夢見る力
2010.03.14 Sunday 19:36
 聖書の箇所。創世記46:28〜34。
 異国の地で、出世し宰相にまでのぼり詰めたヨセフ。老父ヤコブと何十年ぶりの感動的再会を果たす。

 ヨセフは、夢見る人から、複雑な現実社会で知恵ある巧みさを身につけた。目標を抱くだけでなく、それを現実の文脈のなかでいかに段取りを付けていくかという点にも意を用いる人に成長していた。父をはじめ一族を呼び寄せるのにも、神が祝福してくださることは間違いないとはいえ、実際どうことを進めるのかは大問題であった。いろいろな要因、先々の可能性を考え尽くしたあげく、エジプトの田舎ではあるが肥沃な土地、ゴシェンに寄留するアイデアを企画し、実現に導いていった。神に用いられる人というのは、現実の厳しさをとことん知りながら、それでもあえて大きな目標(夢)を抱ける人であり、段取り力のある人であると思う。

 一方、老父ヤコブは、もともと段取りの人であった。大きな目標を見失い、目先の策謀に走っていく素質のある人であった。しかし、いまや、息子の誘い、飢饉の状況などがあるとはいえ、エジプト下りという大きな賭けに出るためには、長期的な目標を抱き、再確認しなくてはならなかった(46:2)。

 大きな夢で勝負したくなるとき。目先の巧みな段取り力で切り抜けたくなるとき。それぞれに、残りの片方の車輪を思い起こしたいと思う。
| ふじかけ | 日記 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
スポンサーサイト
2020.10.17 Saturday 19:36
| スポンサードリンク | - | - | - | pookmark |
Comment
2010/04/04 8:05 PM posted by: ふじかけ
名無しさん

夢見る力も賜物(才能)だと思います。
ですからそれを下げるのでなく、もう片方の車輪。自分の段取り力(現実的な観点)を引き出し、高めていくことが大切だと思います。

豊かな夢見る力が本当に生きるのは、段取り力の今後の成長によるのかもしれません。
2010/04/01 6:12 AM posted by:
先生ありがとうございます。夢見る力は持っていて良い力なのですね。僕もうさこさんのように夢見るタイプです。でも壮大なことばかり言って、と牧師にいつも言われます。それもことあるごとにバカにしたように言われます。だから夢見る力は排除しないといけないと真剣に考えていました。でもやめようと努力すると不眠になったり食欲がおちたりしてしまいました。これからは夢見る力と上手に付き合いながら生活していこうと思います。
2010/03/31 7:47 PM posted by: ふじかけ
段取り力、夢見る力のふたつは、対照的な力で車の両輪だと思います。そしてふたつの車輪のバランスが大切だと思います。

夢見る人が、自分に現実的な観点(段取り力の一部)を取り入れようとすることは、素晴らしいことだと私は思います。
2010/03/29 8:40 PM posted by:
すみません、なぜ素晴らしいことなのでしょうか。いくら考えてもわかりません。すみません。
2010/03/24 7:39 PM posted by: ふじかけ
うさこさん

夢見る力がある人が、そういう祈りをなさるのは素晴らしいと思います。
2010/03/17 6:18 AM posted by: うさこ
私も夢見る人、等身大の自分がわからない人間です。
どうぞありのままの私を知ることができるように、と祈るばかりです。
name:
email:
url:
comments:
Trackback
トラックバック機能は終了しました。
Search
Profile
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
雨降りの心理学 雨が心を動かすとき
雨降りの心理学 雨が心を動かすとき (JUGEMレビュー »)
藤掛 明
雨の心理的イメージを鍵に、雨の降る物語を読み解く。カウンセリング論であり、人生論でもある。
Category
Archive
Latest Entry
Recent Comment
Recent Trackback
Links
Admin
Calendar
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< October 2020 >>
記事分析
アート情報
Sponsored links
Mobile
qrcode
無料ブログ作成サービス JUGEM