答えを用意しない
2011.10.29 Saturday 21:18

人は、相談するとき、多くの場合、模範解答を期待していない。
だから、早々に相手からもっともらしい答えを与えられると、悲しい思いになる。
そして、(模範解答なので)反論ができないだけでなく、その話題をさらに先に進める道を閉ざされる悲しみをも体験する。

一方で、人は、他の人から相談を受けると、なんとか答えを用意してあげないといけないと考える。答えずに、ひたすら相手の言葉に耳を傾け続けることに耐えきれなくなる。答え(助言)をとりあえず口に出すことで、役目を果たしたかのような安堵感や達成感を覚える。

本当の答えは、あらかじめ存在しない。人と人が会って、お互いに模索するなかで、少しずつ見えてくるものである。語り続けるなかで、相談しているその当人が自ら糸口を見つけていくことも起きてくる。

疲れている人とともに歩くとき、手をひっぱってあげることもあるし、背中を押してあげることもある。時にはその人の脇を一緒に並んで歩くことも大切なことだ。

 

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