「借りぐらしのアリエッティ」とカウンセリング
2014.08.18 Monday 08:35


回避性パーソナリティ障害というのがある。
誰もが持ち得る極端な生き方でもある。
それは
「失敗をして自分が傷つくことを怖れる。その結果、顔色伺いをし、自分を出さないですます」
そういう生き方であり、それが極端になって生活に支障が生じてしまうのである。
これは、時代精神とも符号する。

スタジオジブリの長編アニメ「借りぐらしのアリエッティ」(2010年)を見た。
ヒロイン(アリエッティ)とその家族は小人で、人間の住む屋敷の床下にこっそり住み着き、静かに暮らしていた。
「人間に見られてはいけない。見られたら、引っ越さないといけない」というオキテは、
まさに、他人に素の自分を見せたら、受け入れてもらえるはずがない」と顔色うかがいする回避性の生き方に比喩的に重なる。
そして、ヒロインの少女が人間の少年と交流を持とうとする場面は、そうした回避性の生き方を壊そうとする成長の姿が印象づく。
アリエッティの振る舞いに、私たちが惹きつけられ、はらはらさせられるとき、
私たちの密かな回避性が心の奥底で、反響しているのである。



 
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