見えない被害
2015.12.19 Saturday 10:48
いくつかの雑言(13)

森本毅郎氏が、自分のラジオ番組で、敗戦直後の思い出を短く語った。
 兵隊に取られていた上のお兄さんが、戦地に行く前に戦争が終わり、帰還。
しかし、精神的に荒れ、その兄を気遣って家族中がぎすぎすして、つらかった。
こども心に、なんとかしてくれと思った、ということだった。

 戦争で、死の恐怖などの極限状態を味わうことで、精神的にまいってしまうことは古くから報告されいる。
 戦地の死者数よりも、戦地からの帰国後に自死する人の数のほうが多いという。
 「戦争神経症」などという言葉が登場したこともある。今なら「PTSD」になるだろう。

 見えない被害は、見えないだけに、深刻で、恐ろしい。



 
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2020.01.23 Thursday 10:48
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