【短期連載14】5.時間と人間関係(2)
2016.07.22 Friday 09:38

5.時間と人間関係(2)

                         

■ 悩ましい破壊的な人間関係
ここからは、悩ましい友人関係について考えていきたいと思います。一般的な関係というより、やや特殊で病理的な関係と言っても良いと思います。そこでは常識的な応対が通用せず、トラブルが持続します。予定や生活ペースが壊され、長い期間、ダメージを受けることになります。もちろん魔法のような解決策があるわけではありませんが、こういうことがよくある、何がおきているのかがわかるだけでも、ストレスは違います。
ここでは三つの悩ましい友人関係を取り上げます。
*要求ごとが多く、精神的にとことんすがりついてくる。
*場を支配し、自分の考えを押しつけてくる。(自己愛的)
*大騒ぎをし、嘘をついたり、その場しのぎに良いことを言う。(演技的)

 

■隣人愛とバウンダリー
要求ごとのあまりに多い人との関係は、こちらのペースで対応できず、生活が混乱することになります。そして、こちらをあてにして、こちらがその人の期待にこたえないと腹を立てるパターンが続きがちです。そういう人は、自分が見捨てられるのではないかという不安が高く、なにかあると、なり振り構わず助けを求め、実際に会うことや電話を頻繁にかけることを求めてくるのです。もっとも一般的な人間関係では、ここぞというときに一肌脱いで助けの手をさしのべることは多くの場合、有益です。ただ、その後が重要です。こちらが人肌脱いだことで、その人が危機を脱し、落ち着いていくのが一般的ですが、そうならず、かえって要求や依存がエスカレートしていくことが起きます。こうなると、止まりません。その人の唐突な怒りにもこちらは驚き、相手のペースに巻き込まれてしまいます。
このような場合、自分自身の「NOという力」が問われています。他者との心理的境界線(バウンダリー)を引き、ルールを作っていくことが解決につながります。これらの対応は、自分を守るためだけでなく、当のその人本人の病理を抑制し、成長してもらうためにも必要なものです。隣人愛というと受容的に接し、時間を差し出すイメージを持つ人もいると思いますが、境界線を引くという愛情もあるのです。

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