【短期連載16】6.休む時間(1)
2016.07.23 Saturday 07:07

6.休む時間(1)

 

 

■ ふたつの休み方
牧師先生お二人とお茶話をする機会がありました。牧師研修会の講師を引き受けた際の事前の打ち合わせだったと思います。話題はいつしか牧師の休息になっていました。中堅の牧師が、長期休暇の必要を述べました。大学の教員のように制度として、何年かに一度、数ヶ月、できれば1年くらい仕事から離れ、休暇を取れることが理想だと言うのでした。それを聞いたベテラン牧師は、それをやんわりと否定し、忙しさのただ中にあっても、そうした日常の中で安らぐことが重要ではないかと言いました。「忙しさのただ中で安らぐ」「本格的に長期間休む」。この二種類の休み方は、人がいかに休むべきかを考える最大の論点だと思います。
私はお二人に言いました。「忙しさのただ中で安らぐ」「本格的に長期間休む」。この二つのどちらが正しいかと考え始めたら、出口がなくなる。どちらも同時に必要なものだと考えたい、と。
牧師に限らず、時間に追われる私たちが、考えるべきなのは、いかに休むかということです。これこそ時間の究極の使い方かもしれません。そして「ただ中で安らぐ」「本格的に休む」の双方を大事にし、バランスをとることです。どちらかばかりに思いを寄せると非常にバランスの悪いことになります。

■ 休む決断
ベテラン牧師はさらに続けて、こう言いました。実際に長期休暇の制度があっても、それを使うとなると、なかなか決断ができないだろうと。これは本音でしょうし、休むことを真剣に考えているすべての人の困惑であるとともに、休むこと自体を諦めてしまった人の隠れた本心でもあります。
休むには大きな決断が必要なのです。
「これをやらなければ何か恐ろしいことが起こるだろうか」
「これを手に入れなければ何か大変な事態になるだろうか」
「やりかけだと思える仕事を、今はここまでと区切ることはできないだろうか」
こうした自問を行い、何もしない時間、休む時間を積極的に確保する決断をする必要があります。組織であれば制度を、個人であれば工夫やルールを休むために導入することは大事なことですが、まずこの自問と決断が必要なのです。

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