枠を守る。枠からはみ出る。
2018.01.05 Friday 14:52

 

 

コラージュという、台紙に写真の切り抜きなどを何枚も思いのままに貼り付ける作業がある。

カウンセリングでもよく使われる。

 

台紙がまず与えられる。

台紙は、作り手に与えられた世界。

作り手がその世界をどう使うかは自由だ。

 

仮に小さい台紙を与えられたとする。

すると、作り手は、台紙の枠にあわせ、おさめる。

たくさん貼りたい素材(写真)があっても、その一部は諦め、

あるいは小さく切ったりするのである。

 

ところが、人によっては、台紙をあえてはみ出して貼ることがある。

台紙におさめて貼る人は、与えられた世界にあわせる人で、順応する人だ。

かたや台紙からはみ出して貼る人は、与えられた世界を自動的に受け入れるのでなく、自分で吟味、納得しようとする人だ。

 

台紙をはみ出す貼り方は、自分の世界を再構築する魅力があり、グループ仲間で伝染する。

個人でみても、最初からはみ出す人は非常に少ないが 、繰り返し作る中で、はみ出すことを覚える人がいる。

 

健全なはみ出しと、不健全なはみ出しというものがあるのだろうか。

コラージュでは、枠(台紙)をある程度意識しながらはみ出している作品は程よい健全なはみだしだと思う。

ところが、はみ出しが尋常ではなく、枠(台紙)の存在自体がわからなくなるような作品は不健全であると思う。

 

コラージュにおける枠とはみだし。

 

話は飛躍するが、社会的現象でも同じようなことが言える。

ネットの発達に従い、個人レベルでの表現が加速し、

これま枠の下に隠れてきたものが、枠からはみ出し、一定の勢力になるだろう。

 

はみ出しと枠。

枠があるからはみ出せる。

はみ出すから、枠が磨かれる。

 

コラージュにしろ、社会現象にしろ、ことしの私の注目点である。

 

 

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