トップランナーの第一子
2018.01.04 Thursday 17:50

 

 

箱根駅伝があった。往路では東洋大がトップを死守したが、

復路では、セカンドランナーの青山大が抜き去り、総合優勝を飾った。

 

このトップランナーとセカンドランナー。

きょうだいの出生順位の第一子と第二子のライバル関係の比喩として、非常にはまる。

 

私たちは、きょうだい関係の中で、「競争」を学ぶ。

私たちは、第一子について、きょうだいのなかで最年長なのだから有利であろうと考える。

しかし実際は、トップランナーとして、セカンドランナーに追い抜かれる不安を感じているものなのだ。

 

A 第一子の課題

どんなに優秀で、弟や妹をぶっちぎりで突き放している人でも、第一子はそもそも弱い立場にある。

なにせ「親の愛をひとり占めしていた時代」がまずあったのに、  弟や妹の誕生によって、その地位から転落しているからである。

顔がどうの、学力がどうの、才能がどうの、といった悲観要素は、ずっと後になって補強されたもので、

そうしたことと比べようがないくらいに、この転落経験は絶大である。

そして、この転落経験をどう乗り越えるかが、第一子全員の課題なのである。

 

転落経験をうまく受け止められると‥
(1)ひとり占めスタイルから、弟妹の世話をするなどして親の承認を得るようになる。
→責任感、リーダーシップを鍛えられる。
(2)先頭ランナーとして高い目標を立てる。


転落をうまく受け入れられないと‥
(3)再び権力の座に戻りたいと、力と権威を重視するようになる。未来を悲観。保守的。支配的。
(4)自己主張やはたまた迎合など親(周囲)を振り返らせるスタイルを身に付ける。
(5)二層構造の場合も。内にわがままさ(いわば未熟なままの一人っ子的傾向)を持ち、表面的に優等生のそつのなさ(いわば周囲を振り替えさせる傾向)を示す

 

B

さらに第一子、第二子は、棲み分けをする。同じ分野に進まないようにする。上が勉強で活躍すると、下はスポーツを頑張る、というふうにだ。同じ分野で戦うと、負けてしまったら取り返しが付かなくなるからである。

これは安全弁になるのだが、悲観し始めてしまうとこれがあだとなる。

なにせ対照的に生きてきているのである。

だから、第二子がスポーツで活躍したときに、第一子特有の持ち味に思いをはせれば良いのだが、

そこでついスポーツ関連、運動関連の分野で、対抗できるものを探し、比較を始めてしまいやすい。

そうなると完敗の連鎖が続いてしまう。

 

…金太郎飴のように、いつも書いてきたことだが、駅伝を見たのを機会に、しつこく書かせていただいた。

 

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2018.01.22 Monday 17:50
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Comment
2018/01/05 12:53 AM posted by: モゴロー
センター試験を控えた受験生のいる我が家では「箱根駅伝絶対の絶対に見るな」令が発令されていたため、様子がよくわかって面白かったです。
同じお話、何度でもしてください。新たに聞く人もいるでしょうし、何度か聞くことになった人も、その都度気づきのためのヒントが変ることがあると思います。私もそうです。私自身が変化しているからでしょうか…。
先生が冬休み中で?毎日更新される至福のとき。私も冬休み中で、すぐにコメントしたくなって困ります。ああ、でもお休みも終わりだぁ。
今年もよろしくお願いします。

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