雪の日に思い出すこと
2018.03.21 Wednesday 22:29

今日はまさかのみぞれ。それも一時的にはすごい勢いで降った。

 

なぜか昔(18歳)のころ書き続けた詩のくつかを思い出していた。

 

「帰り道」


雪がやんだら寒い午後
彼女に合わせてゆっくり歩く
一足ごとにそおっと歩く
僕らがゆらり
命がゆらり
−−そわそわしない?
  雪が降ると


笑って止まって
歩きだす
三人そろって歩きだす


雪はぽかぽか
雪はぽかぽか

 

**********

 

作者として蛇足の説明をすると

帰り道というのは、教会の帰り道。

同年の女性がしばらく求道されていて、

かつ健康状態があまり良くなかったような。

 

ある日曜日の帰り道、偶然一緒になり、最寄り駅まで

遠慮がちに雑談しながら歩いたときの緊張感というか、厳しい状況の中にあっても希望を感じようとする気持ちというか。

そんな世界を、18歳なりのノリで書き留めた。

 

今の私は、あのときの女性の立場にいるというのも不思議な気持ちだ。

 

実は18-19歳の一年間、莫大な数の詩を書いた。

書いた詩を人に見せる機会もなく、当時愛読していたキリスト教月刊誌「百万人の福音」の詩のコーナーに投稿した。

この「帰り道」は初投稿・初掲載の思い出深い作品であった。

 

しかしそれにしても、芸術性もない、未熟な作品をてらいもなく披露しようと私が今思ったのはなぜだろう。

少なくとも、40年も前の、情緒的な詩を思い出しながら、すこし元気が出てきた。

 

ついでに、春の花にまつわる詩を…。

18歳なりに無力感の受容をテーマとしていたのだなあと、ほほえましく読む。

 

 「土曜の午後」


カーネーションは、ほほえんでいたい
なのに憂うつそうに揺れたりもする
カーネーションは思う
もっと根に力を入れなくては

その瞬間 −−
とん、とカーネーションはおじぎをしていた
窓ぎわに置いてある花びんの中で

 

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