おふぃす・ふじかけ賞授・新しい射程
2018.06.28 Thursday 15:02

 

*毎年、おふぃす・ふじかけ賞授与式では式次第を配布するが、その中の記事のひとつに、

「選評にかえて」がある。それを転記する。

 

 

 

2018年

おふぃす・ふじかけ賞

新しい射程・選評にかえて

 

 

今回(2017年対象)は宗教改革500周年ということで、その関連本が多く出され、キリスト教カウンセリングの本はそのあおりを受けた観がある。これまで本賞では「キリスト教カウンセリング」を扱う本はもちろんのこと、「死生学」関連の本も常連であった。しかし、今回はそれらがない。

 

そうした事情もあり、今回の授与作品は2冊のエッセイ集となった。どちらも「キリスト教カウンセリング」的エッセイ集であると考えた。「心の部屋を空けて」は教会内で多く読まれ、「こころの深呼吸」は教会外で多く読まれており、好対照をなしている。

 

「悩んだときにひらく本」は、信仰問答集の一種になるが、模範を示すことでよしとせず、等身大の自分の弱さを受け入れることを勧めるまなざしがあり、キリスト教カウンセリング的である。

 

 ここで「キリスト教カウンセリング的エッセイ」とは何かについて考えてみたい。そのためにはまずもって「キリスト教カウンセリング」とは何かについて考える必要もある。

 

 筆者が思うに、「キリスト教カウンセリング」とは固有の方法論をさすわけでない。実際多くの実践者は臨床心理学的な方法論を使うのである。ただ、それらのカウンセリングの背後に教会があって、牧師の牧会的配慮の一部として機能するかどうかがその鍵なのである。

   エッセイも同じである。極論をいえば、牧師が自らの牧会の連続線上で、人に勧めたり、贈ったりしたくなるものであるはずである。

        

この視点でとらえるなら、「キリスト教カウンセリング」とそのエッセイの射程範囲は驚くほど広い。

 

以上。

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2018.07.20 Friday 15:02
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