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写真の話
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2019.04.06 Saturday 23:31
今度出る本(5月)は、実は挿絵のように私の写真を使っている。
昔「百万人の福音」という月刊誌に14回連載した際は、ある少年院の下駄箱や在院者の作成物を撮影したものを使ってもらった。
当時はまだフィルム写真であったが、撮影の面白さにはまっていた。このころがわたしの写真のピーク。
少年院では、少年の顔を出すわけにはいかず、器物を撮影するなかで、人の気配を感じるものを目指した。人の生き方の比喩として「光と影」の表現も多くなった。
比較的最近では、「十六時四〇分」という闘病記で、やはり全写真、私の撮影した作品を使ってもらった。
今回が3度目で、比較的最近撮影し、このブログに発表したものが多い。
ほとんどが職場からの帰り道に撮影したもので、上の写真は職場の最寄り駅近くの壁?、中の写真は大型スーパー閉店後の階段、下が自宅近くのショッピングモールのテーブルと椅子。
今回使ってもらったたくさんの写真をあえて例えるなら、ちょうど森の中に入っていく、あるいはビルの森に入っていく、そのうちにあたりがくらくなり、内省と発見の世界に辿り着く。そしてそれがワークショップ講師としての現実につながっていく。というストーリーを勝手に思い描いた。
といっても読者の目には暗い無機質な写真のオンパレードに映るかも知れない。
そこは圧倒的な私の限界。仕方が無いな。
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Comment
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2019/04/07 2:59 AM posted by: モゴロー藤掛先生
写真、素晴らしいです。
実は私も以前ほんのいっときですが影の写真を撮っていた頃があります。
陽の光でできる影の美しさに魅せられて、下ばかり見ながら自転車走行していた危ない時期もありました。
先生の著書などを通して「光と影」について思い巡らすようになったのはその後のことです。
写真を撮っていた頃のメモがありました。
『あるのは「その物」と光だよ、影に実体はないのだよ。
そうだろうか。
私は影も「ある」と思いたい。だって見えているもの、私には。
自分ではどうすることもできない、「ある」ことも「ない」ことも。
絶えず変わって同じ姿でないところがかえって本物みたいだ。』
牧師異動のことで苦しんだ1年でした。先週牧師先生は東京へ移りました。
心から信頼していた先生でしたがお互いに傷ができたと思います。
最後手紙を渡したのですが、そこにも今回のことを「陽のさすところに影が映るのに似ている。影は光の証しだから見つめていきたい。」と書きました。
私は天国にも美しい影があると思っています。
そしてなんと今週から水曜日にCCCのカウンセリング講座に通うことにしました。
行きは夜行バスです。お金もさることながら体力が続くかが問題です。
Blogの更新、うれしかったです。
今年も(もう春だけど)藤掛先生についていくぞ!と思った今宵です。
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