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語りあうことと孤独になること
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2019.05.02 Thursday 21:44
*近刊「真実の自分に向き合う」(いのちのことば社)がいかなる内容なのか。
エッセイ集でも評論文でもない本とは、どんな書き方をしているのか。
きっとまったくイメージできないと思う。
そこで、当の本の「はじめに」の部分を以下に紹介させていただく。
・・・・・・
私たちには二つの必要なことがある。それは「語り合う」ことと「孤独になる」ことである。どちらも簡単で、実はどちらも難しい。
語り合うためには、その内容が役に立つことや面白いことである必要はない。平凡な話題でもよい。あたりさわりのない世間話でもかまわない。大事なのは、私たちが「言葉と心」のキャッチボールをすることができるかどうかだ。そうしたキャッチボールのほんの少し先に、真実な発見や深い潤いが待っている。
一方で、孤独になることも大切だ。誰もがひとりで過ごす時間を持つことの必要性を感じている。無心に一人で過ごす方法はいろいろある。私のお勧めは、文章を読んで思い巡らすことである。黙読は人を孤独と静まりの世界に導いてくれる。いつのまにか自分の内面の世界に向き合わせてくれる。自分が自分の心とキャッチボールをしているとも言えるだろう。
さて、本書は実にお節介にも、「語り合う」ことと「孤独になる」ことをお勧めする短文集である。第一部は、100の寸言集となっている。
ひとりでゆったりと読んでいただけると本望である。ただ、掲載した寸言は、私がある時期に書いたブログの文章から引用したもので、未熟であり、守備範囲も偏っている。ありがたい名言というよりも、荒削りな覚え書きとして、批判も含めてお読みいただきたい。第二部は、おしゃべりをするための話題集になっている。50の問いが並ぶが、どれも正解はない。言葉と心のキャッチボールをおこなうためのきっかけとなることを願ったものだ。二人でも、三人でも、あるいはもう少し大勢のグループでも、使うことができる。
肝心なのは、他の人の発言に便乗したり、触発されたりしながら発言することである。そして善意であっても、他の人の発言に対して批判や解決案の押し売りをしないことである。続きは本の中で。
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Comment
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2019/05/03 7:53 AM posted by: モープ先生の近刊を楽しみにしています。何年も前から、先生のブログの100の寸言をいくつかポストイットに書いて、手帳に貼り、時折読み直しております。ある時は深く考えさせられ、ある時は慰められ、またある時は勇気をいただいています。ですので、本当に楽しみにしています。お身体も守られますように。
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