新刊の対談本の寸評をしてくれたFB記事を紹介します(1)
2019.09.17 Tuesday 16:38

「心の井戸を深く掘る」という対談集の紹介・評価記事で、読み応えのあるものを、ブログ読者に紹介します。

 

最初は久保木聡牧師の4回連続のFB記事です。8月2日投稿。ブログでも4回連載で。

 

第1回目記事(1−3章)

 

坂野慧吉・藤掛明著『心の井戸を深く掘る 牧会者とカウンセラーの「魂の知」』を読んでいます。

牧師は何をする人か?礼拝とは何か?この本のユニークさはそれを信徒にもわかりやすくかつ神学的に書きつつ、それも大学で教鞭をとる臨床心理士の藤掛先生との対話なので心理学的なアプローチも込みで書いていることです。

毎週礼拝に出席し、牧師と話している人であったとしても、礼拝の意味や牧師が何をする人かについて発見がある、というか、毎週集っていても、おそらく表層では見えにくい屋台骨のようなものを平易に伝えている(これは編集者の谷口さんの腕なんでしょうが…)のが特色でしょう。

第1章『説教と牧会』での「説教中心の礼拝」と「みことばの礼拝」の違いも、長年、礼拝に集う信徒でも違いが判らない人もあるでしょう。説教は大切だし、内容が豊かであるに越したことはないですが、神の言葉である聖書が読まれる、共に唱和されるだけでも意味深いものだし、信仰者として成熟するとは、単に説教で養われることを期待するだけでなく、朗読される聖書を聴き味わう中で養われる面も軽んじてはならないと思っています。三位一体的な礼拝とモーセの話の展開も非常に興味深いものでした。ぜひ手に取ってお読みいただきたいと思います。

第2章『「空間」をつくる』は三位一体の間(ま)、礼拝の間(ま)、カウンセリングの間(ま)の考察。会衆は沈黙していてもかなりの情報量のリアクションをしているのはわたし自身礼拝の中でとても感じます。牧会カウンセリングでの沈黙も相当な情報量ですから、そういう間は大事だし、その間の大切さにどれだけ気づけるか、はたまた礼拝やカウンセリングの現場で起こる抵抗をどう味わうか。この辺も間の妙味。こういうことが活字として対話の記録として掲載されていることは大変興味深く思います。

第3章『説教の変化・変容』は50年近いかかわりの中での説教者と一会衆が感じる説教の変遷。牧師も折々に転機があることを思います。そして儀式の意味。儀式については日本のプロテスタント教会はまだまだ可能性、のびしろがあるように思える面と毎日デボーションをしている人はそれ自体、儀式性も包含しているのかも…と思うところもあります。

長文になりますが、本書の紹介もかねて、また3章ずつ感想を書いていきたいと思います。牧師や礼拝を見る視点が豊かになる、そんな本だと思います。

画像に含まれている可能性があるもの:2人、藤掛 明さんを含む

 

 

 

 

 

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