牧師転落死事件から学べること(番外編)
2007.07.03 Tuesday 22:41
 クリスチャン新聞に4回の短期連載をさせていただいた。
 今年の1〜2月、M氏の様々な関係者の方々にインタビューをさせていただいた。兄弟団のご協力も頂戴した。
 私の研究室までわざわざ来て頂いた方。喫茶店でお話を聞かせて頂いた方。肩が痛くなるほどの長電話をさせて頂いた方。堅い石の上にお尻が痛くなるまで共に座りながら語り合った方。また、メールでやりとりさせて頂いた方。
 M氏の熱烈ファンの方。亡くなるけっこう直前まで傍にいた方。M氏への不満と非難をお持ちの方。神学生時代に親しく交わりをお持ちだった方。副牧師時代をご存じの方。
 本当にありがとうございました。
花
 ・・・こうしたお話をうかがうにつれ、お話をうかがった皆さんが、事の重大性と、そこから何を学べるのかという建設的な姿勢を強烈にお持ちであることに驚かされた。そして非常に協力的に接してくださったことには感動すら覚えた。

 しかし、今回のクリスチャン新聞記事には、そうしたインタビューの内容を反映させないようにした。インタビューは、2月の全国の兄弟団の牧師の研修会で講演とワークを行うための準備として行ったものであったからである。
 今回のクリスチャン新聞連載記事については、大雑把に言うと、/景抗銅劼竜事、▲リスチャン新聞記事、そしてM氏の神学生時代の救いの証に、拠って考察できることを書いたものである。(といっても、インタビュー内容を反映させても、たいして新たなことが書けるわけではないのですが・・・)
 
 記事については、与えられた文字数内におさまるように圧縮するのに苦心した。8つのトピックスに絞り込み、最初の2つのトピックスはなるべく丁寧に書き、3つめからは大胆に圧縮することにした。書き上げた原稿は、クリスチャン新聞編集部を通して、兄弟団理事・N教会牧師に読んでいただいた。私の意図としては、立て直しに向けて努力している方々の足を引っ張ったり、結果的に傷つけるようなことはしたくなかったからである。しかし、結果的に一文字も訂正のリクエストはなかった。もとより検閲のような姿勢をまったく持っておられなかったし、何よりも教訓を得るべき点を自由に指摘して欲しいという、謙虚さとオープンな姿勢に満ちていたように感じた。

 「回復者の恵みと落とし穴」という第1回の記事は、比較的同内容の記事をこのブログで最初に披露した。その記事については、早々に、私の尊敬するクリスチャン精神科医から、また私の尊敬する神学者から、それぞれ苦言、忠告をいただいた。どちらがどちらと言わないが、「厳しすぎる」「甘すぎる」という正反対の指摘であった。非常に中立的にかかわる難しさを思い知らされた。また、その神学者からは、あくまでも心理的側面から書くのならそのスタンスを一貫して持つべきであるとの助言も頂いた。ブログ記事とクリスチャン新聞記事に、微妙な言い回しの違いがあるのは、そうした点を意識したからである。

 まだM氏のことは私にとってはつい最近起こった生々しい出来事であり、まだまだ冷静には振り返られないものがある。いつの日かもっと一般論的に、日本の教会の教訓として
何があったのかをまとめてみたいと思っている。(きっと発表の場はこのブログだと思いますが)
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2020.10.17 Saturday 22:41
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Comment
2007/07/04 11:12 PM posted by: ふじかけ
のぶお様
コメント、ありがとうございます。
書き終わった直後って、おどおどしているものですから、大変勇気づけられました。
2007/07/04 1:32 AM posted by: のぶお
4回の連載と番外編ありがとうございました。M牧師に対し好意的なものをもっていたわたしにとって今回の記事は大変興味深いものでした。何があったのか、何が原因だったのか、以前よりもわかってきたように思います。
今回の連載で最も印象に残ったのは「居直り」という言葉でした。乱暴な言い方をすれば「聖化なき福音理解」ということなのでしょうか。
わたし自身は、厳しいとも甘いとも思いませんでした。冷静に分析し、適切な対処を語っているように思えました。やみくもに厳しくしても解決はないように思いますし、甘くしても居直りが持続するか、悪化するかなのでしょうから。
「いつの日かもっと一般論的に、日本の教会の教訓として何があったのかをまとめてみたいと思っている」とのこと。牧師のケアという面から見ても、多大なる教訓を今回の事件から学べるように思います。また時が来たら、ぜひその文章を書いていただければと心から願っています。
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