-
スポンサーサイト
-
2024.02.01 Thursday
一定期間更新がないため広告を表示しています
| スポンサードリンク | - | - | - | pookmark | -
ピース・サイン
-
2009.12.31 Thursday 21:06ほぼ日手帳の文章から
「道路に、黒い毛糸の手袋が、
『ピース』の形で落ちていました。
かっこいい最期だと思いました。」
<『今日の落としもの』より>
手袋自身が、本当にピースサインをしたとは限らないもっと違う意思表示をしたのかもしれない。
ただ、確実なのは、それを見た人が、ピース・サインをしたと解釈し、受け止めたのである。
一年の終わりに、あんなことがあって、こんなことがあったとしても、最後は私たち自身の受け止め方が問われているのだと思う。
そして人生の終わりも、不幸な中、不本意な中で迎えたとしても、最後は当人のやはり受け止め方なのだと思う。
そして、遺された人々も、そこに、それこそピース・サインを見いだし、かっこいいとか、それでも良かった、と思えることが尊いのだと思う。 -
2009年を振り返って … 個人ベスト5
-
2009.12.30 Wednesday 23:49
2009年、個人BEST 5年間を通して、この1年を象徴するブログ記事として、
「この壁の向こうに」(5月16日)をあげたい。
さて、ランキング…第1位:闘病生活・入退院
4月下旬から始まった通院、諸検査。そして4回の入退院。8月下旬からの集中的な治療と副作用。とくに9月は、予定にはなかったのに、発熱により緊急入院したため、京都の学会でのシンポ登壇1本、札幌での連続講演4本を突然キャンセル。(もちろん早々の事前のキャンセルはさらに多く)激動の闘病の一年だった。
年頭に「休暇気分」を掲げたが、結果的には「休養気分」となった。また今年1月のDOコラージュのなかで、イカが墨をはいて逃げる姿を貼ったが、まさにそうしたことが起こった感じがする。第2位:教会向け単著本を初の上梓
「ありのままの自分を生きる」(一麦出版社)を5月下旬に。初版が年内に売り切れなかったのをやや心配していたが、出版社からはそろそろ2刷りのための、誤字など微修正の要請をここにきて受けて、すこしほっとした。
出版に類したことでは、ほかに(1)私の講演DVD(太平洋放送協会)が年明けに発売される予定であり、これも初体験で、非常にどきどきしている。(2)このブログでもたびたび掲載したが、「雨の降る物語の秘密」原稿が5月に脱稿した。しかし、フリーの担当編集者があてのあった一般出版社の新書本で出す見込みであったが、不成立に。これからこの原稿をどうするか思案のしどころ。良い内容なのだがなぁ…。第3位:各種研修会・セミナーの講師
今年の新しい試みとして、コラージュの10回連続講座。福岡(2日)、横浜、京都での、コラージュ・セミナー。また秋の治療中にも、「牧会塾」のクラス、県民活動センターの講座などを担当した。ネタやワザも年とともに増えてきた?第4位:病院心療内科付設の心理相談室の事例協議コメンター
4月から、賀来周一先生の後任として月に一度、うかがった。やりがいのある素晴らしい役だったが、秋からは治療のため一時離脱中。来年1月から復帰を目指している。第5位:様々な映画、ドラマを見る
とくに韓国ドラマ「魔王」(ジフンの薬物問題を含む)、「チャングムの誓い」はコミットした。 -
時計の短い針のように
-
2009.12.30 Wednesday 16:02ほぼ日手帳の文章から
「時代は、時計の短い針のように
止まっているように見えて、
気がつくとずいぶん大きく動いているものですね。
1年が終わるよ、という時期にそんなこと、思っています。」
<『今日のダーリン』より>
だから人は、人生や一年の節目で、あえて振り返らないとならない。
…本当に、ずいぶん大きく動いている、ものだ。 -
潔癖で偏屈→しっかり者
-
2009.12.30 Wednesday 11:40今年を振り返えると、講義や研修で、パーソナリティ障害(人格障害)について扱う機会が多かった。ただ、(私が犯罪心理臨床の出身であることもあって)病理的な側面を中心に扱ったので、受講者には、一般の人間関係とは別物の世界という印象を与えてしまったきらいもある。
そこで、来年は、パーソナリティ障害の連続線上にある、健康度の高い、適応的な姿も、取り上げていきたいと考えている。
たとえば「強迫性パーソナリティ(人格)障害」。強迫性があって、潔癖で、頑固で、自分の価値観を押しつけて…などと否定的な面をあげられる。
映画でいえば「恋愛小説家」の主人公は、なかなか病理生のある強迫性を見せてくれた。
しかし、これが、健康度があがり、個性としての強迫性になると、様相が異なってくる。
筋を通す。働き者。愚痴を言わない。責任感が強い。
このような姿を映画(ドラマ)で示すなら「チャングムの誓い」のチャングムがまさにそうだと思う。
…そこまで妥協しないのか、そこまで完璧なものを目指すのか、そこまで事を荒立ててしまうのか。そうした特徴は、強迫性の反映として理解できる。
「恋愛小説家」と「チャングムの誓い」を続けてテキストに使うと、またずいぶんと、受け止め方が違ってくるであろう。 -
映画「センター・オブ・ザ・アース」
-
2009.12.30 Wednesday 09:36
映画「センター・オブ・ジ・アース」(アメリカ、2008年)
ジュール・ヴェルヌ原作の有名な冒険SF小説「地底探検」の映画化。
公開時は3D映像が話題を呼んだ。
▼あらすじ…
地質学者のトレバー(ブレンダン・フレイザー)は、10年前に失踪した兄・マックス(やはり地質学者)の学説を証明しようとしていた。そして、兄の研究手帳の切れ端から、兄は、実は地底探検にかつて出発したことを知るのだったのだった。ひょんなことから、兄の息子(おい)とアイスランドに行き、現地スタッフのジョアンと3人で、地震調査装置を探す途中、洞窟の中で、地底世界への入り口を発見する。そして数々の困難を乗り越えて、地底にたどり着き、マックスの学説が正しいことを体験する。さらに、新たな困難を乗り越えて、地上への生還を果たすのであった。
私は、この有名な物語は、現代人の自己の世界(それも無意識といてもよいくらいの自覚しない自分の精神世界)を探求する姿に重なるものがあると思った。地底探検が、深い内面の探検のメタファになっているという視点だ。
(1)自己探検は、ゆきづまりの中で一気に動き出す。主人公は、大学を追放されかかっていたし、あいは、不安定な生活環境の中にあった。
(2)自己探検は、計画どおりには進まず、予期せぬ探検のなかで進む。また、おいがそうであったように、不思議な力(白い小鳥)に導かれることも起こる。
(3)自己探索は、目的の新しい世界(新しい自己発見)にたどり着いたら、元の世界に戻って来なければならない。すなわち地底から地上世界(常識的な社会生活)に戻らなければならない。
(4)地上世界に戻ると、新しい生き方、新しい関係性が身に付いている。もう探検時の奇跡は不要になる。おいの小鳥も彼の元を離れて飛び去っていったのだった。
(5)そして自己探索の作業は、語らい会う仲間とのなかで進んでいく。
考えてみると、地底探検が自己の深い内面世界への探求のメタファだとすると、宇宙旅行は、未知の世界に対処するスタイル、そしてタイムマシンは、過去の自分を納得し受け入れようとする探索を表しているのではないか。古典的SFや冒険談は、このような個人の生き方の基本がメタファとして重ねられているように思うのだ。 -
紀要「説教 第10号」
-
2009.12.29 Tuesday 14:19
「紀要・説教 第10号」
2009年に贈呈いただいた中で一番存在感があった本かもしれない。
「説教塾」は「紀要」まで出しているのかあ。
ちなみに、「詩のことば・信仰のことば」の講演者、川中子義勝先生は、私が学生のころ、同じ教会で、「こんなに教養のある人がいるのか〜」とよく感心させられた先輩だった。やはりあのまますごい人だった。
また、紀要編集委員の名前をみると、けっこう身近な方々の名前があった。説教塾は、全国はもちろん、すでに全教派的な広がりを見せているのだ。 -
書籍「はじめてのカンセリング」
-
2009.12.29 Tuesday 12:26
はじめてのカウンセリング (キリスト教カウンセリング講座ブックレット)
佐藤 誠 (著), キリスト新聞社、1260円、2009年11月発刊
私がここ最近、東神大の非常勤講師をするようになったのは、佐藤誠先生のお薦めがあったからだ。今でこそ、カウンセリング・ブームだが、そうでなかった時代から、心理臨床の第一線にたち、また大学院での臨床心理士養成にあたってきた佐藤先生は、貴重な存在だ。
内容は、かなり網羅的で、教科書的で、佐藤先生の実務養成者、また講義者としての素材を披露したものであろうか。 -
書籍「子育てと子どもの問題」
-
2009.12.29 Tuesday 12:02JUGEMテーマ:読書
本書は、前半と後半で、普通の子育てと、発達障害についてとに別れる。どちらも、著者の、クリスチャン臨床心理士らしい記述となっている。
著者の村上純子先生は、私もよく仕事でご一緒することがあるが、これからいろいろな分野で、臨床心理士として発言し、啓発していく先生である。多くの方が、この本で、村上ファンとしての第一歩を!
本書から少し離れるが、このブックレットシリーズは、単行本形式で、カウンセリングのトピックスを扱っていくので、お茶を濁す感じでなく、真っ向勝負の良さがある。本書のように、カウンセリングの専門的な本として、本邦初というものが、数多く登場するのではないだろうか。 -
書籍「自殺危機とそのケア」
-
2009.12.29 Tuesday 11:44
-
アドレス→回復しました
-
2009.12.28 Monday 20:54
本日(12月28日)朝から、pdxアドレスが使えません。→回復しました。
私の個人アドレスにメールをくださる方は、他のアドレスををお使いください。 - ←back 1/6 pages next→