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清里で、ほんわかとコラージュ
2012.06.29 Friday 08:57
 

 昨日夜に、青学で、今夏のサマーカレッジの打ち合わせ。
 2泊3日のプログラムで、コラージュなどのアートのワークをさせていただく予定。
 
 青学の学生さん。定員80名。よろしければ、ぜひ。
 清里でコラージュをしましょう。
 今の自分を味わい、これからの自分を味わえます。ほんわかと…。
 
 <キャンパスを出て、青山通りで振り返って一枚>






 
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映画「グスコーブドリの伝記」の感想(コメント)
2012.06.27 Wednesday 23:42
 


◆主人公ブドリは、冷害に苦しみ、ふるさとの森と家族を失った。
人が苦難や絶望を乗り越えて、どのように生きていけるのかを、この映画は心の深い成長の物語として見せてくれる。




◆ユニークなのは、物語の要所で、「謎の男」が幻想的に現れることだ。突然夢のように、魔法のように現れ、場面を一変させる。この登場の仕方は、意味深長である。
この「謎の男」は、純真なブドリの心の深層で暴れ回るもう一人のブドリであると言えるだろう。そして彼を高尚な生涯に導くために現れた、人生の導き手でもあった。
だから「謎の男」が登場するときというのは、ブドリが大きく変化、成長し、苦難や絶望を乗り越えていく心のプロセスを表しているとも考えられる。




◆「謎の男」は、4度にわたって現れる。
最初に現れたとき、絶望のどん底にいた少年ブドリに対して、謎の男は「良い子どもだというだけではなににもならない」と言う。苦難をじっと耐えるだけではなく、あきらめずに、苦難に戦いを挑むという彼の人生の転換点を示しおり、彼の深層の決意でもあった。彼は、森を出て、里で山師の赤ひげの仕事を手伝うようになる。赤ひげこそ、現実の厳しさにめげずに挑戦をし続ける人物であった。




◆次に「謎の男」が登場するのは、赤ひげのもとを去り、街に出て行くときである。
このときは、ブドリは「謎の男」を追って、高い塔に登るのであるが、そこで管理人の老人から双眼鏡を渡され、それで眼下に広がる街並みを眺める経験をする。ここで、ブドリは、状況を俯瞰し、人生を眺め直すように導かれたのであった。
ブドリの人生を眺め直してみると、学問や技術を地道に積み重ねてきた歴史がある。
この先、そうしたものを生かすように導かれ、「火山局」という専門的な職場で働き始めるのであった。
「火山局」での職業生活は非常に充実し、ブドリはたくましく成長していく。




◆3度目に登場した「謎の男」は、なぜか裁判官となってブドリを糾弾し、ブドリが過去にとらわれすぎて、とめどもない後悔や罪責感をひきずることを厳しく戒めた。




◆そして、「謎の男」が最後に登場したのは、ブドリに再び深刻な苦難が迫っていたときであった。その地域にふたたび冷害が襲ってきたのである。彼は、火山を人工的に爆発させ、そのことで大量の二酸化炭素を放出させ、温室効果で、その地域を温めようという壮大な計画を実行しようかと考えあぐねていた。なぜなら、それを実行するのは、命をかけて一人が火山に残る必要があったからである。
そこに「謎の男」が現れたのである。実は、「謎の男」は、心の深層の住人ではなく、すでにブドリと統合され、ブドリの一部となっていた。その証拠に、謎の男からは「私はおまえに呼ばれてきたのだ」と言い、ブドリは謎の男に伴われながら、その火山に向かうのであった。

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180分を、60分で。圧縮大作戦。
2012.06.24 Sunday 18:32
 

 本日の午後、浦和福音自由教会・ぶどうの会主催の講演会で講演をさせていただいた。
 テーマは「中年期の危機とメンタルヘルス」。

 最近の私の傾向だが、過去の定番の講演内容をいくつかつなげて、ダイジェストで話すことを、
最近よくやっている。今回も「ストレスとメンタルヘルス」の話と、「人生の後半戦」の話と、2本分(90分×2)を、あわせて60分でダイジェスト・短縮版にして、お話ししてみた。3分の1の圧縮になる。
 
 深みや間がなくなるが、広く浅くお伝えすることも単発の講演では、悪くはないような気がして試行しているのだが、…今後どうしようかなぁ。

 それにしても、私が知った範囲であるが、このブログを見て、やや遠方からお二人の方が会場にきてくださっていた。ありがたい。

 会場はなにせ、私が中学生のころから通っている教会で、会場には、私の中学時代や高校時代に教会学校教師としてご指導していただいた方々もいて、不思議な気持ちであっった。ま、話した内容がどうのというのでなく、暖かく聞いて頂いたのではないかと思う。

<写真は、浦和福音自由教会の会堂の概観>
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魂の物語 〜 「きみペ」と「のだめ」
2012.06.23 Saturday 17:03



 「スピリチュアリティ」誌の私の連載、第4話は、コミックの「きみはペット」と「のだめ」を取り上げた。もうすぐ出ます。

 
 ちなみに、この雑誌の申し込み方法を以下にお知らせする。
 
 一麦出版社のinfo@ichibaku.co.jpというアドレスに申し込みください。
 
  申し込みの際に、お名前、住所、電話番号を知らせると、振込用紙とともに最新号が送られてくる。一部からでも購入でるが、基本は、年間予約で、2160円(送料共)…とのこと。

 雑誌は、記事6Pの薄い雑誌で、記事は連載のみ。

 
1P、こどもの聖書のおはなし

2p、魂の物語

3〜4P、べてるな人びと

5〜6P、テゼから歩く

…こんな感じです。       
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【再掲】無料講演会:中年期の危機とメンタルヘルス
2012.06.22 Friday 21:49
私たちは、いま人生のどのあたりにいるでしょうか。

太陽が上昇する午前を青年期とするなら、太陽が下降する午後は中年期ということができ、おのずと生き方が違ってきます。

今回は、中年期のストレスとのつきあい方について、いろいろな角度から考えてきたいと思います。

…ということで、

私の講演会があります。

テーマ:「中年期の危機とメンタルヘルス」

日 時:2012年6月24日(日)午後1時30分〜。

会 場:浦和福音自由教会 2階「交わりの場」
     最寄り駅;JR 北浦和駅西口 歩10分。地図→こちら

予 約:不要

主催者:ぶどうの会(浦和福音自由教会有志による 相互ケアグループ)

その他:私の著書の割引販売があります。
     教会内向けのイベントですが、部外の方もご参加いただけるオープンな講演会です。


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重く、軽く
2012.06.22 Friday 21:40
 今日は、キャンパスで、牧会心理研究会(第2)の今年度第1回があった。

 牧師と家族の関係というようなテーマで、みなで語り合い、事例にも耳を傾けた。
 内容は書けないが、普遍的な話題や体験が語られ、参加者一同一体となって話した。
 3時から始まり、5時30分に終わる予定が、6時まで延びてしまった。
 ある意味重いテーマでもあったが、私は会を閉じるときは心が軽くなっていた。

  

 



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作家ニコラス・スパークスの真骨頂(雨の使い方)
2012.06.19 Tuesday 23:52
■■
 先週、 恋愛映画で“雨のキス”が多い理由 雨がもたらす心理的効果とは?という記事の中で、私のコメントを載せていただいた。

 Yahoo!の配信記事の末尾に、コメント欄に、次のような感想が載っていた。

「構わない!キスしたい!
 みたいなイメージがインパクトなのでは」

これは、実に雨の解釈として的を射ている。
多くの洋画の雨の中のキスは、そのように使われていると言えるだろう。


■■
 一方、私の解釈は、内容がすこし違う。

「過去のしがらみを洗い流し、解放される二人の姿をより鮮やかに見せてくれる」ものとして解釈しているのである。


■■
 さて、

雨の解釈には、大ざっぱに言ってしまえば、2方向の意味がある。

第一に、雨をストレス、外圧の象徴としてみる場合だ。戦い、突破するニュアンスである。

第二に、雨を、人を、人の過去を、洗い流すものとしてみる場合だ。過去から解放され、仕切り直しや再出発の節目に至ったことを示してくれる。

先のYahoo!のコメントは、第一の雨の意味をさしている。
対照的に、私のコメントは、第二の、こちらの洗い流しの開放感をさしている。
(第一と第二の意味が、同時に多層的に描かれることがままあり得る)

■■
 そして、西欧の映画作品の雨は、私の知るかぎり、この第一の意味が圧倒的に多い。恋の成就に向けて突破していく爽快さは、ハリウッド映画にはよく似合う。

 第二の雨の意味は、非常に日本的であり、洋画では希少であると思う。仕切り直しや再出発というのは、単に異性関係に止まらない。人生や生き方の節目でもあるのだ。だから純愛物語に見えても、同時に人生の物語、魂の物語にもなっているのである。

 米作家ニコラス・スパークス氏の真骨頂は、雨の使い方が、この第二の意味でも使われているということだろう。それもベタな純愛物語のまっただ中で、こうした雨の使い方をできてしまっている。そういう意味で、希有な作家であると思う。


きみに読む物語(米、2004年)とスパークス作品(1)
きみに読む物語(米、2004年)とスパークス作品(2)
きみに読む物語(米、2004年)とスパークス作品(3)
きみに読む物語(米、2004年)とスパークス作品(4)

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映画「一枚のめぐり逢い」 の感想(コメント)
2012.06.16 Saturday 21:33
 



 ローガンの人生からこの物語は始まる。

 彼は、戦場で友を亡くし、帰国後もこれまでのようには生きられない現実を知り、深い喪失感を抱いていた。
 彼はそれを克服するために、わずかな手がかり(一枚の写真)に賭けて、運命の人を尋ね歩く旅を始める。
 それは彼の喪失の傷手を癒す(グリーフワークの)旅にほかならなかった。
 ベスの犬舎で、休むことなく建造物の修繕をするローガンの姿は、彼が自分の人生を立て直す作業をしていることを象徴的に示している。



 ベスも、喪失感に満ちた人生を送る人として登場する。

 彼女は、兄を戦場でなくし、両親を事故でなくし、家族の団らんも(離婚したことで)喪っている。
 ローガンが人生の再建に挑戦をしているその脇で、ベスはまだ身動きがとれずにいる。
 それは、本質的なことを言えば、彼女が喪失の傷を抱いたまま、その対処もできずにいたのであった。
  ベスは、次第にローガンを信頼するようになり、自らの喪失(兄や父)の思い出を語るまでになる。
 これは、彼女が喪失の傷を癒す作業を進めたことを示している。



 そのようななか、二人の愛情が急速に進展していく。
 それはただの純愛物語にとどまらない。
 不安や憶測に支配され、良い意味で開き直れなかった生き方から、再生に向けた毅然とした生き方へと転換する心の物語にもなっている。

 このことを象徴する最初の山場(二人が激しく抱擁するシーン)が、シャワーを激しく浴びる場面として描かれる。
 そのシャワーの描写は、過去のしがらみを洗い流し、解放される二人の姿をより鮮やかに見せてくれる。



 物語の終盤、最大の山場が訪れる。

 そこでは、激しい嵐が描かれる。
 激しいエネルギーを使いながら、喪失の痛みの根源を直視するような心持ちを心象的に表しているように思われる。
 そのような嵐の中で、キース(ベスの元夫)も含め、三者三様の決断と再出発をはかっていく。


  映画の冒頭と最後に、川を走る小船の場面が登場する。

  それはベスの亡き父の小船であり、兄とともに操縦のてほどきを受けた思い出の船でもあった。
 その船が修理され、再生されたことは、ベスの心の再生が完了したことを意味する。
 この物語の主人公はローガンとベスの男女二人であるとも言えるが、実は、より中心的な人物はベスであり、彼女の心の癒しの軌跡を描いたものであることが見えてくる。
 そしてその船を修理した人物こそローガンであったのである。



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恋愛映画で“雨のキス”が多い理由 雨がもたらす心理的効果とは? が配信
2012.06.16 Saturday 18:18
  以前、マスコミ試写会にお誘いを受けて出席した。「一枚からのめぐり逢い」という映画だった。
なかなか魅力的な映画だった。

 試写後、取材を受けて、コメントさせていただいたが、それが、今日から公開というタイミングで、記事になって、配信された。

つづきは、配信先の記事をご覧ください。



●オリコン
恋愛映画で“雨のキス”が多い理由 雨がもたらす心理的効果とは?
http://www.oricon.co.jp/news/confidence/2012903/full/

<配信先>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120612-00000341-oric-movi
Yahoo!映画
http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20120612-00000341-oric
livedoorニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/6664395/
Infoseekニュース
http://news.infoseek.co.jp/article/oricon_2012903
Infoseek womanニュース
http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/story.html?q=oricon_2012903
Exciteニュース
http://www.excite.co.jp/News/cinema/20120616/Oricon_2012903.html
mixiニュース
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2051178&media_id=54
ニコニコニュース
http://news.nicovideo.jp/watch/nw287649
<配信予定>
ネタりか
モバゲー

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「雨降りの心理学」をあらためて…
2012.06.16 Saturday 18:16
 

 オリコンで、映画コメントに連動して、拙著が紹介された。

 検索で、この本をチェックしにきた方のために、簡単な紹介を…。


「雨降りの心理学」の目次

「雨降りの心理学」の、まえがき

 
 内容は…
 雨のイメージを心理学的に解明し、その視点から、文学作品をあらたに味わい直した。
 カウンセリング論ふうの、文芸評論…かな、?

→とりあえずネットレビューをひとつ拙著「雨降りの心理学」のネットレビュー


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藤掛 明
雨の心理的イメージを鍵に、雨の降る物語を読み解く。カウンセリング論であり、人生論でもある。
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