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強行か守りか。心に響くユニークポーチ。
2016.10.31 Monday 10:51

 

 

 

ユニークなポーチが二種、販売されている。

 

ひとつは。旧約聖書「出エジプト記」でモーセが海をふたつに割って渡る記事をモチーフにしてる。杖をかざしたモーセのファスナーチャームを引っ張り、ポーチを開いていくと、じわじわと海が裂けモーセが海を渡っていく。

 

もうひとつは、同じく旧約聖書「創世記」でノアと家族、動物たちが、大洪水から救われるために入った方舟(はこぶね)を再現したもの。ファスナーチャームはオリーブをくわえた鳩の形。大洪水の収束を予感させる。

 

このポーチのユニークさは、2つの点でも成功している。

 

1)手紙を開封する。カードを開く。ひもをほどく。など、こう言う行為は心に連動している。新しい世界を期待し、そこに気持ちを向ける象徴的な行為であり、そうした疑似体験をしているのである。私たちはファスナーチャームを引き、じわじわとポーチが開いて、あたらしい風景を目にすることを毎回味わうことができ、アートセラピー的な体験に近いものがある。

 

2)人生の節目で、私たちは二種類の決断をする。ひとつは、難局を積極策で強行し、短期に一気呵成に解決する決断であり、もう一つは、守りを固め、忍耐深く長期戦でいく決断である。モーセのポーチが前者に、ノアのポーチが後者にあたる。どちらかひとつを購入する人が、モーセを選ぶか、ノアを選ぶかは、実は心の深いところで決まっているのかもしれない。

 

うーん。面白いポーチだ。

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教会あるいはキリスト教図書の、「伝道する・こちらに誘う」と、「知らせる・むこうに差し出す」という2つの極について。
2016.10.26 Wednesday 12:17

教会あるいはキリスト教図書の、「伝道する・こちらに誘う」と、「知らせる・むこうに差し出す」という2つの極について。2つの書評記事から。

 

今秋、村上春樹がノーベル文学賞を取った際に、ブログ記事としていろいろ書こうと準備していた。そんなとき、村上春樹ではなく、彼を素材にした拙共著についての助川氏の書評にあらためて新鮮なものを感じ、幸い?幸い賞を逃したこともあるので、村上春樹から脱線して、
教会あるいはキリスト教図書の、「伝道する・こちらに誘う」と、「知らせる・むこうに差し出す」という2つの極について、感じることを書き留めておきたい。

 

(1)
「   キリスト教関係者の鼎談本『聖書と村上春樹の世界』を読んでいる。意外なことに、
  これまで読んだ「春樹研究本」の中でもトップクラスの出来。鼎談の参加者たちは文学
  のプロではなく、春樹はキリスト教信者ではない。だからこの鼎談のどこにも「われこ
  そは春樹の最高の解釈者である」という態度がない。じぶんが冴えていることをひけら
  かそうとしないことと、春樹を愛しすぎていないことが、「春樹研究本」成功の秘訣な
  のだろう。「聖書と〜」の中では「どれか一つの道を択ばないことがとても重要な場合
  がある。春樹は、そのことがとてもよくわかっている」という指摘が印象に残った。
 
  助川 幸逸郎(2013,7)著述家&日本文学研究者」

 

ついでに松谷信司氏によるキリスト教のリアル本(新書)についての、また別の方の書評が私の中で響き合った。

 

(2)
「  …私が注目したいのはその「あとがき」である。
  あとがきで筆者は「信じるつもりはないが知りたい」という人々の存在と、キリスト教界
  が「信じたい」というニーズには応えながらも「知りたい」というニーズには応えてこな
  かった点を指摘し、「知りたい情報」と「伝えたい情報」のズレに対処すべく本書を執筆し
  た旨が書かれている。
  おそらくこのわずか2ページで語られていることが、現在のキリスト教出版業界におい
  て考えてなくてはいけない問題点であり、視点ではないだろうか。
  それは一言でいえば「今の私たちはニーズを満たしていない」である。
 
  …言及しておかなくてはならないのは、2011年に発売されヒット作となった「ふしぎな
  キリスト教」の存在である。
  …ここで確認したいのは、ではなぜ「ふしぎなキリスト教」があんなにも売れたのかとい
  う事であり、それは「消費者のニーズを満たしたからである」と回答できる事だ。
  …私たちキリスト教出版業界、そしてキリスト教会は「信じたい」に応えられても「知り
  たい」に応えられていないという事をもっと自覚するべきである。
 
  CLC御茶の水店 ブログ書評者(2016,3)     」

 

教会の内にも外にも同じものを(光も影をも)提示し、それがそのまま「差し出す」と「誘う」のそうほうを満たすことになる。そんなイベントや書籍が到来する時代がいよいよやってくるのだと思う。

 

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蕎麦と小舟
2016.10.22 Saturday 16:25

 

今週の木曜日。CCCの継続研修「コラージュ療法」の第1回があった。

A4版の台紙で、まず作品をつくった。

私は、2枚の写真に魅せられた。

麺の載っていないざる蕎麦の器(左中)。

舟の見えない桟橋(左上)。

 

これから盛るものは、大落ちそうでなく、蕎麦。

これから乗るものは、客船でなく小舟。

 

そんなイメージにしばし漂っていた。

 

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ほっと一息 心理アドバイス
2016.10.22 Saturday 11:01

ちょっと ほっと 一息

心理アドバイス「あなたの心に住むこびとはだーれ?」

を作ってみました。エゴグラムの理論に準拠した実はまじめなアドバイスです。

お伝えしたかったのは、

最後の方に出てくる「へばったこびとを元気にする」ことです。

 

→こちらから

http://www.seigakuin.jp/camp/kodomo/advice/

 

 

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最近、世代性格について考えている
2016.10.17 Monday 19:22

 

 

最近、世代性格について考えている。

戦中派、団塊世代、新人類、団塊ジュニア、さとり世代、いろいろな世代の名称がある。

 

面接者として、他の世代の見えない空気を感じたのは、団塊世代の人たちだった。30代の私の前にある日突然現れたのだった。

 

刑務所でお会いしたA氏。著名な学生運動家。大きな事件を起こして逮捕されたが、裁判では徹底的に争い、刑が確定するのが恐ろしく遅れた。私が面接室で見たA氏は、妻に出来なかった女性同士のことを思い、今後については、田舎で農業をしたいと述べていた。

 

民間の相談施設でお会いしたB氏。こどもの不登校に苦慮されていた。こどもは学校にいく条件として小遣いアップなどの交渉を父親にしてくる。なかなかの運動家であった。

 

団塊世代は壊すことに功績があったが、守りが弱い。壊した先の創造が乏しい。そんな風景が面接室での感想である。

 

テモテへの手紙を読むと、複数の世代が見え隠れする。

 

世代間のギャップにより意思疎通が混戦する。

 

若手牧師が、老練な牧師のもとで働くとき、若手牧師が悲鳴をあげることもあるし、ベテラン牧師が度肝を抜かれることもある。大なり小なり世代ギャップの影響が働いている。

 

人生を振り返るとき、

個人の生涯の発達を知ること。

ついで、家族としての発達(家族周期)を知ること。

そして、各個人の世代の影響を知ること。

 

教会は、複数の世代が濃密に同居している。

この世代性格を意識する必要がある。

 

教会は、古い世代の世界観にとどまる傾向にある。

「家族」といったとき、三世代同居家族を想像したり、両親+子どもの核家族を想像したり、単身者が電話などでつながっている姿を想像したり。世代によって大きく違う。

 

牧会相談。日曜学校。教会の交わり。とことん世代から論じてみたい。

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なんとかしてコラージュ
2016.10.13 Thursday 20:36

 

今季の「キリスト教カウンセリング論」は、70人。

大教室を使うが、学生の使う机が固定で、斜めになっている。

そう、コラージュ素材が置けない!

 

先週はステージに新聞紙をおいて、そこに素材を並べた。

 

疲れた〜

 

 

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いじめ問題のシンポ、終わる
2016.10.13 Thursday 20:27

 

10/10(月)のシンポ。開演前のざわめき。

 

 

私の出番は二人目。「いじめる人のこころの世界」

 

 

始まるコロには満席。

 

 

当日会場にいたKさんのブログから。

 

「今回は特に、参加者の視線が熱かったし、「しん」となっている空気を肌で感じるシンポジウムでした。
2人目の藤掛先生が利用した、非行少年の描いた絵は、「戦場」をテーマにしたもので、少年の心象風景に会場が釘付けになりました。その後、コラージュ療法での絵も紹介されたので、ほっとしましたが。」

 

 

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いじめる側の心理
2016.10.05 Wednesday 19:05

10/10。聖学院大学で、いじめ問題をテーマにシンポがある。

3人が登壇するが、私も2番手で「いじめる側の心理」をコラージュ療法事例をとおして報告する。

 

詳しくは→   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161004-00000078-minkei-l11

 

 

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大学院の新規科目が始まり、7年後を想う
2016.10.03 Monday 10:45

 

9月27日(火)18〜21時。大学院の新規担当科目「臨床死生学特論」がスタート。

初回と次回は、拙著「一六時四〇分」をテキストに、ターミナル(余命をいかに生きるか)を考える。

 

あらためて「一六時四〇分」を読むと、いろいろなことが思い出される。

なかでも札幌での講演をドタキャンする場面はいまもどきどきする。

 

それは、2009年9月21-24日。札幌コンベンションセンターにて開催された「日本伝道会議」の分科会の2コマであった。

結局、欠席したが、東京であらかじめ収録したDVDを上映していただいた。

 

日本伝道会議は7年ごとに開催される。

先週、2016年9月27日-9月30日神戸コンベンションセンターにて

第6回日本伝道会議が開催された。

 

あれから7年がたったのだ。

前回は、がんでドタキャンし、今回は、難病で参加せずに終わった。

次回7年後は、どう迎えているのだろうか。

 

 

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山口への仕事旅(3)
2016.10.01 Saturday 14:59

 

山口旅3日目は、学会の本プログラムの日。

また学会理事会などもある。

しかし、残りエネルギーもなくなり、折から、豪雨、いや超豪雨となったこともあり、

早々に帰路についた。

この早々に帰路につくというのは実に後味が悪い。

もう少しガンバれたのではないかと思えてくるからだ。

しかし新山口駅で、1時間先の新幹線を待ちながら、また豪雨のために減速し、駅到着の遅れるアナウンスを聞きながら、

次第に気持ちは現実に戻っていった。

この2週間(府中、神戸も含めると)は、普段の私からすると奇跡的に体調が良かった。夢を見せてもらったようにも思える。

 

帰りの新幹線では、やはり早々に帰路について納得している今の自分がいた。

 

<写真は、新山口駅で買った地元サイダー。駅ホームのベンチで>

 

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藤掛 明
雨の心理的イメージを鍵に、雨の降る物語を読み解く。カウンセリング論であり、人生論でもある。
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