オンライン授業の作成
2020.05.31 Sunday 16:58

コロナ渦の最大の影響を、私の仕事領域でいうなら、大学・大学院の授業が、春学期、全科目オンライン化したことだ。

オンライン授業というと、ズームなどを使い、双方向のライブ式の授業を想像する方も多いと思う。

が、実際は、ネット環境の整っていない学生もおり、ライブ式の授業を実施しにくい面がある。

一方で、資料や動画を用意し、そのリスポンスを「レポート課題」で出してもらうというやり方(オンデマンド型)は受講生の数が多くて、ネット環境に配慮しにくい場合には手堅い方法である。

 

結局、私は、学部授業を、後者(資料や動画を用意し、レポートを書かせるオンデマンド型)にし、院の授業を前者(ライブ型)にした。

 

 

やってみると、オンデマンド型は、パワーポイントに、音声をつける方法がお手軽で、便利である。

毎回、冒頭で、ワークをする。そしてそのワークについて解説を行い、最後にまとめを行う。

そういうスタイルを目指し、毎回構成している。

 

 

ただ、オンラインで、それもオンデマンド型は、ワークの導入が難しい。そこで、切り札を使うこととなった。

偶然であるが、4年前ころ、一種に心理学の授業をオンラインで講義した。そのときの動画がけっこうある。

このときの動画は、大津さんというスーパーウーマンが担当してくださり、撮影、編集、アシスタント出演をしてくださり、

けっこう撮ったし、味のある作品になっている。

それ以外でも何かの機会に撮った講演会の動画などもユーチューブなどで公開されている。

そうした過去の動画も再活用して、2020年春版を作っている。実際に、オンデマンド型では、二人一組でワークをするわけにいかない。その場合、私と大津さんとが実際にワークをした動画を見てもらい、その結果ワークをやったかのような体験をしてもらい、授業後半の「まとめ」を行うのである。

 

それにしても4年前に、かなり精力的に動画作成したり、それを踏まえて、3年前には、大学の特別研究期間をもらい、オンライン教材の動画制作をテーマとしたりして、まるで今回のオンライン授業を予測したかのようである。

 

それでもオンライン授業の準備は時間がかかる。

いまは、0.5日で前回の学生のレポートを読み、構想を練り、0.5日−1.0日で資料を作り、0.5日で収録し、その後は知人に頼み、音声加工を行って、私の声の音量があがり、滑舌が良くしてもらっている。

今、こうした準備をしているのは、2科目だけであるが、ひとつ(90分授業)が仕上がると、もう一つの授業の次の回の準備にはいるという、自転車操業ぶり。これを8月まで続けられるのはしんどいと思いながらも、学生のレポートの内容が良質のものが多く、それを毎回読む楽しみに支えられながら、続けている。

 

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書評の面白さ・再び
2020.05.29 Friday 21:52

 

書評は、詩の朗読や学期の演奏に似ている。

詩自体の持つ良さ、楽器や楽曲の持つ良さを味わうのであるが、

それに加え、朗読者や演奏者の行う解釈や技巧を味わう、もうひとつ別の楽しさがある。

 

本当の書評は、対象となる書籍を紹介することもするが、実は自分の世界観を大胆に表現するのである。

 

「書評集」というのがある。その書評を書いたのは新刊の頃だったかもしれない。

しかし、時間がすぎて、その書籍が流通していないのにかかわらず、その書評を読む人たちがいるということだ。

書評者の世界観を読むのだから、書評される書籍はあまり関係ないのである。

 

あるとき、心理学の専門誌から、書評を依頼されたことがあった。

書籍は自殺の本であった。著者には面識はないが有名な医師であった。

その書籍は分厚い大作であったので、内容を網羅して書くことは無理があった。

結局、いろいろな勤務施設で考えさせられた個人(私)の体験を中心に構成し、自分史のような書評を書いた。

まずい展開になったかなと思ったが、依頼してきた編集者は絶賛してくれた。

「デスクの近くにしばらくは貼っておきます。」とべた褒めしてくれた。

 

また、あるとき、自分の書籍に対する出来たての書評を、編集者が気を利かせて送ってきてくれた。私は、都内を電車で移動中であった。スマホで受信し、その書評を何度も読んだ。そして泣いた。そのとき顔を涙が伝わるのは覚えているが、声を出してないたかどうかは定かではない。書評者は加藤常昭先生であった。私は拙著の情報を読んで感動したのではない。

加藤先生の世界観、人生観、奉仕観に触れて、感動したのだった。

 

数年前にも書評について本ブログに次の文章を書いた。

 

・・・・・・・・

書評を書くおもしろさは、取り上げた本をいかに解説したかではない。
書評のプロセスの中で、書評者(著者でない)がいかに自分の世界や人生を重ね合わせ、それを表現するかである。
本の解説が8割、書評者の自己表現が2割。
普通に書くと、このくらいの割合になる。
これを、なんとかして書評者としての表現を、5割にしたい。
私の書評者としての今の目標である。

・・・・・・・・


それはそれとして、私の「書評集」、出してくれるところ、どこかないだろうか(笑)。

 

 

 

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「心の井戸を深く掘る」のミニ書評がクリ新に。
2020.05.29 Friday 20:36

 

……牧師の仕事とカウンセラーの仕事を相互に聞き合い、牧師の召命から信徒との関係、教会の運営についても議論。カトリックや宗教改革、日本の宗教の歴史にも触れて、霊性や礼典の可能性も考えていく。

 

コロナ渦で厳しいなか、牧師のケアを考える、という問題意識の中で、とりあげてもらったのが嬉しい。

https://xn--pckuay0l6a7c1910dfvzb.com/?p=27380

 

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「主の祈り」(教団出版局)が出た
2020.05.13 Wednesday 22:14

 

「主の祈り」

1,430円。日本キリスト教団出版局

 

「9,我らをこころみにあわせず、悪より救い出したまえ」
 悪には自力で戦えない 犯罪カウンセリングの経験から……藤掛 明

という文章を書いています。

 

「ありのままを生きる」という本を書いたとき、最終章は「いのり」について、

そういう言葉を一切使わずに書いた。

元々そういう物を書く事は想定してなかった。ただ書く内にそういう

内容になっていった。

 

「一六時四〇分」という本を書いたとき、担当編集者から「一番書いてほしいのはやっぱり祈りについて

だよね」と言われ、へえ、そうなのかと思った。もっと奇抜なユニークな本を書くよう期待されていると

思っていたから。

 

そんな忘れていたことが思い出されてきたのも、

主の祈りの周辺で、原稿を書いたからか。

(正確には月刊誌に書いた原稿を使用)。

 

できればこれまで雑誌に書き散らしてきた原稿を

さらに拾い集めてくれる人が現れることを期待しながら。

 

ちなみにトリは、「主の祈り」の祈り方……太田和先生だ。

なんか嬉しい。

 

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