2002年06月の近況
2006.12.14 Thursday 12:30
2002年6月の近況
●6月の前半は心理職の部下というか同僚というか(考査統括専門官というポスト)が研修で不在だったので,なにかと忙しくて余裕のない日々を送りました。もっとも昨年度は1年間,この考査統括のポストが空席で,私が兼務していたわけですから,それを思うと余裕のない今年は,情けない気もしてきます。まあ,最初から空席だと,そうした前提で,はなから省略しているような仕事もたくさんあって仕方がない面もあるのですが。

●富山というところは,やたらと「ラーメン屋」の多いところで,地元の人は車で食べに行きますので,おいしい店はにぎわい,そうでない店はすぐにつぶれていく弱肉強食の世界になっています。そのため生き残っている「ラーメン屋」はなかなかの個性派ぞろいとなっています。濃いしょうゆ味が富山独特のもので,俗に「富山ブラック」などと呼ばれるラーメンもあります。ブラックというのはスープの見た目が真っ黒だからです。ぷるぷるの焼き豚が山盛りで,煮込みのメニューのように,濃いしょうゆに浸かった太い麺と焼き豚を一緒に取り上げ、それをまるでおかずのようにご飯と一緒に食べます。絶対にスープは一口,二口しか飲めません。少なくとも私は。くせになるおいしさです。6月は精力的に?ラーメン屋めぐりを(といっても1週間に1店くらい)しました。

●6月のとある平日の夜,市内中心部の本田クリニック会議室を会場に行われた,児童思春期精神医学の研究会に参加しました。かつて私の職場がらみの研究会でゲストコメンテーターとしてきていただいたことがあって,今回はその恩返しに,私のほうがおじゃまし,その会で非行カウンセリング論を発表させてもらいました。本田先生を中心に会の雰囲気が和やかで,地元に根ざした学び会とネットワークのあり方にうらやましさを感じました。この会で,来冬は温泉宿泊勉強会を(私が最初に提案したのですが)しようということで盛り上がり,私は今からわくわくしています。考えてみると激務の中で,なおかつ勉強もしなくてはならない心理や精神医学の実務家にとって,学びながら遊ぶ,学びながら休息するといった仕組みを意図的に作るって,大切ですよね。&k

| ふじかけ | 日記(2001〜) | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2002年05月の近況
2006.12.14 Thursday 12:28
2002年5月の近況
●● 今年の4月から5月にかけては,予想以上に多くの講義・講演の依頼をいただきました。主に富山県内からでしたが,私の講義お断り自己ベスト記録となりました。しかし,こうして富山なり,どこなりの一カ所で生活を続ければ,地域社会に根ざした活動,ネットワークが豊かに築けるのになあと考えたりもします。そういえば,都道府県の臨床心理士会にも,どうせ1・2年だしなあと考えて入らずじまいで,(入会金もしゃくですしね。全国転勤臨床心理士に何らかの配慮があれば…)地方の臨床心理士集団との接触も弱いままで終わりがちです。

●● 5月の連休は,家族を富山に呼び,観光三昧の数日を過ごしましたが,お金をかけた観光よりも,身近な公共施設のイベントにたまたま成り行きで参加したところ,数倍の面白さ。そうした無料の施設の充実ぶりと参加者の少なさに,またまた感動してしまいました。地方の豊かさというのでしょうか。そういえば、ワールドカップが始まりますが,富山はクロアチアのキャンプ地になっています。富山オールスターズとクロアチアの練習試合。これも当日券がゆったりとあって,地方の豊かさだなあと思っていたのですが,こちらのほうは,都合でいけませんでした。

●● 今,「雨の中の私画」解釈の延長で,雨にまつわる「絵本」を収集しています。いまのところ,佐野洋子の「おじさんのかさ」が揺さぶられるナンバー1。あとは「たまちゃんのすてきなかさ」や「ちいさなきいろいかさ」あたりはまあまあというところです。面白そうな「雨」の絵本があったら教えてください。それから,雨にまつわる小説や物語も教えてもらえるとありがたいです。お願いします。

●● 官舎の庭は,(貧相な)チューリップが咲き終え,お手軽な黄色と白のマリーゴールドがスタンバイしました。この丈夫さと明るさはありがたい限り。

| ふじかけ | 日記(2001〜) | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2002年04月の近況
2006.12.14 Thursday 00:21
2002年4月の近況
●いよいよ新年度。私自身は頻繁に転勤を続けていますが、今春のように転勤がなくても、周囲が異動するので、やはり環境が大きく変わった気がしますし、あわただしさや緊張感を味わいます。毎年連休を終えたころ、一段落といった気持ちになります。ならない年もありますけど。


●とうとう単身赴任生活2年目に入ります。生活の工夫としては、1年たってようやく<宅配便>にたどりつきました。生活品や食料品の購入を「生協」の個別配達で、今年の2月から利用を始めていますが、便利なことこのうえなしです。それから「フォレスト」という、日用品、文房具などの通信販売も実に便利。FAX注文すれば翌日には宅配便で届いてしまいます。さらにとどめは、宅本便(ブックコーポレーション)。勝手に段ボールに不要本を投げ込んで、着払いでペリカン便で出すと、数日後「買い取り価格」をメールで教えてくれて、銀行に振り込まれます。古本屋の宅配便版です。まだまだ宅配便の世界は広がっていきそうです。


●4月はけっこう、河合隼雄先生の本を続けて読みました。「未来への記憶」「宗教を知る、人間を知る」「昔話の深層」「子どもの目からの発想」などなど。昔から河合先生の主張は、まるで牧師のようだな、と感じていました。近代科学の方法でなく、心の科学の方法があるのだ、という論点は、私の心の中の「旧約聖書的発想方法」とかなり重なるところがあります。私はキリスト教の教会に中学生のころからずっと通っていますが、高校のころ、教会に心理学をかなり専門的に勉強した人がいて、その人に「心理学は中立だから、信仰と直接関わらない。」と教えてもらったことが印象に強く残っています。心理学と宗教は別の世界なのだと。しかし、一連の河合先生の活動を見ると、どうも時代は「宗教」について心理学者が語ることを許し始めたのだと思います。聖書とコラージュ療法が私の頭の中の棚の置き場では、ほぼ隣り合わせにあります。いつか文章にする日がくるような気がします。
| ふじかけ | 日記(2001〜) | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2002年03月の近況
2006.12.14 Thursday 00:18
2002年3月の近況
●自画自賛のコーナー。「非行カウンセリング入門〜背伸びと行動化を扱う心理臨床」(金剛出版、2200円、190頁)の読者からの感想を3つ紹介させていただきます。
 ▼教育相談のベテランから
「物語を読むように,一気に最後まで読んでしまいました。今度はゆっくりと2度目を 読み始めています。」
 ▼司法の中堅実務家から
「これ以上に非行臨床のエッセンスをうまくまとめた本はかつてお目にかかったことは ありません。ブックガイドも非常に参考になります(「こんなのがほしかった」という感じ)。」
 ▼一般の社会人の方から
「『非行カウンセリング入門』は、専門家に向けて書かれたものだと思うのですが、私は読書中、そして読後も、読んでいる自分自身がカウンセリングをうけているような、自分の何かが癒されるような不思議な感覚を持ちました。五木寛之の最近のエッセイ(『他力等』)を読んでいるような…。本書は、きっと現代に生きる人の心や生き方、人間関係の本質に、どこか触れているのではないかと感じています。」


●「アートクリック」も半年間,この3月末日を期限に複製の申込みを受け付けていました。2度の学会と主に地元の講演での紹介でしたが,口コミも含めて,約210人の専門家にお分けすることができました。私個人の労力としては莫大なものがありましたが,ひとえにモニターのようなフィードバックを期待してのサービスでしたので,ぜひアイデアや実践報告をお願いします。


●いよいよ年度が変わります。富山単身生活も1年がすぎたことになります。職場も人が少し変わり,新鮮さと緊張感を感じています。やり残したこと,目の離せない真っ最中のこと…,どうも緊張感のほうが大きいように思います。スタートの春。今は3月30日ですが,官舎の庭の桜が一部開花し始めました。
| ふじかけ | 日記(2001〜) | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2002年02月の近況
2006.12.14 Thursday 00:16
2002年2月の近況
●2月というのは、少年鑑別所の収容も落ち着き、年度内でやり残している懸案事項に集中したり、講義や講演も2月ならいいか、といつも以上に数を入れてしまう月でもあるのです。専門家向きに、金沢で家族画、福井で描画療法、県内で教育相談事例のコメント、家族画、雨の中の私画、非行カウンセリング、と6つ。一般向き講演として県内で2つ。そのしわ寄せで、夜なべをしたり、ちょっとオーバーワークでした。


●「非行カウンセリング入門〜背伸びと行動化を扱う心理臨床」(金剛出版、2200円、190頁)がいよいよできあがりました。19日に見本が10冊送られてきましたが、実際に書店に並ぶのは3月2日ころから出そうです。どうぞ店頭でぺらぺらとご覧ください。もっとも大きな書店でないとないでしょうが。金剛出版のホームページでも紹介されていますので、そちらで眺めていただくのがいいかもしれません。また読まれた方はぜひ感想でも質問でも、このホームページ掲示板にお寄せください。この本は、ある農業誌に3年間連載した記事をベースにまとめていますので、かなり独自の視点で書いたものなのですが、平易な説明になっているのが特徴です。単著2冊目ですが、なかなかの出来と自画自賛しています。


●富山での初めての単身赴任の暮らしも1年目を無事終わろうとしています。こどもは1年目での転勤を期待していましたので、最近「もう1年は富山」と伝えましたが、がっかりした表情をしていました。私は20代のころは転勤・転居はなんの苦もありませんでしたが、この年になるとばててくる感じがします。&k

●そういえば今年になってから科警研の田村先生が癌で亡くなられたことを最近知りました。あんなにエネルギーのある方がと絶句です。頼藤先生も、闘病記を本にもしていますが、少し前に癌でなくなられ、お二人ともやや身近な方なだけにショックは大きいものがあります。そういえば私の大腸ポリープ、一昨年にひとつとって、もうひとつはそのままにしてあるっけ。そろそろ検診受けなくてはなあ。
| ふじかけ | 日記(2001〜) | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2002年01月の近況
2006.12.14 Thursday 00:14
2002年1月の近況
●富山の1月は予想に反して暖かい冬になっています。雪がふって一応積もりますが,数日で解けてしまい,地面が出てきてしまいます。暖冬なのでしょうが,せっかく買った手袋もまだ1度しか使っていません。まあ,2月はさすがに雪がふるでしょうが・・・。
 雪対策にと,車のない私は,通販式の買物に切り替えつつあります。事務用品と日用品の「フォレスト」や個配でなんでも扱う「生協」の利用を始めました。通販がこんなに便利でいいのかと驚くほど何でも買えるのですね。


●雪対策の延長で,我ながら奮発して傘を2本買いました。これまでは使い捨て風に数百円の傘でもいっこうに不便を感じませんでしたが,いざ傘に愛着を感じ始めると,精神的にうるおう感じがしています。雨の中の私画のイメージで言えば,危機場面への準備の心強さとでもいったところでしょうか。私の場合,出たとこ勝負があまりに多いので。


●それから,雨ついでに言うと,今度2月に地元の大島町で一般のかたがた対象の講演を引受けました。大島町は絵本で町おこしをしているところで,絵本美術館も運営しています。そこで私も今回は物語を使おうと思い立ち,準備をしていますが,扱う物語は「となりのトトロ」「トイストーリー」「たまちゃんのすてきなかさ」の予定です。ちなみに「トイストーリー」に登場するキャラクターたちは,みな非行(背伸び型の生き方)の心理を考える上で最高のテキストだと思います。&k

●1月は原稿の日々でした。臨床精神医学誌(臨時増刊号,すでに刊行)で「家族画」,月刊少年育成3月号に「中学生非行」,矯正内の実務研究で「粘土療法」(共),そして金剛出版からの「非行カウンセリング入門」の校正原稿といった具合に次々にといった感じでした。最後の書籍は,いよいよ2月下旬には出版されるということですから,興味のある方はぜひお読みいただいて感想を教えて下さい。書いてあることは実務実感ばかりで,類書がないだけにユニークな出来になったと思っています。.たしか2200円です。
| ふじかけ | 日記(2001〜) | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2001年12月
2006.12.13 Wednesday 23:25
2001年12月の近況
●12月1日、皇太子夫妻に女児誕生。なにやらベビーブームが来る予感がします。別に天皇家だからというのでなく、人の結婚や出産の話しに接し、思いめぐらすと、やはりそうしたことは良いものだなあと元気が出てくるように思います。そういえば皇太子夫妻婚約の際には、私が関わっていた不登校の女子高生がその報道に刺激されて、登校始めました。今回も多くの人が揺さぶられることでしょう。私は死産だった次男のことをずっと思い返していました。


●この秋からなのですが、アートクリックというコンピュータ版コラージュ療法ソフトを私に願い出られた方に、個人的に、複製というかたちで、教育や心理の専門家に限ってお分けしてきました。12月末までに願い出られた方は118名でした。意外な展開としては、学校の先生の希望者が思いのほか多く、約3分の1がそうでした。学校という臨床分野がすごいエネルギーでチャレンジや変革を求めているように感じています。


●昨年くらいからなのですが、「雨の中の私画」という描画テストを、日本の臨床の中に定着させたいという、私の願いがあります。この描画テストはストレス状況下での適応のあり方を面白いほど豊かに表現してみせてくれます。通常の臨床に加え、学校での生徒・児童理解にも抜群の貢献をすることでしょう。すでに臨床で試行されている方々とのネットワークができつつありますが、まだまだこの輪を広げていきたいと願ってます。&k

●この「雨の中の私画」研究の大きなハードルとして、発達調査(学年など発達につれ、絵の標準反応が量的にどう変化していくか)があって、今のところあてがありません。描画テストとしては必要な資料となります。せめて小学校の中学年・高学年及び中学校、高校の、4グループごとに男女各100枚くらいを集められればなんとかなるのですが。これをお読みの学校関係者の方々で、この「雨の中の私画」を子ども理解の一助として実践・試行してみようと思われる方がおられたら、ご一報ください。私の教師及び作成者本人向けの作品解釈も付けさせていただくこともできます。
| ふじかけ | 日記(2001〜) | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2001年11月
2006.12.13 Wednesday 23:23
2001年11月の近況
●11月は、とうとうというか、例年通りというか、風邪をひきました。私の場合、風邪をこじらせ、毎年咳だけが2,3か月残ってしまいます。今回も咳が続いています。北陸での単身赴任の冬を乗り越えられるだろうか。やや不安な冬の始まりとなりました。


●17、18日と職場の旅行で高岡、氷見と温泉旅行がありました。富山名物のガラス細工の体験、高岡由来の万葉歴史館と地元の歴史を堪能したのですが、どれも共通した発見がありました。というのも、ガラスは比較的最近地元が誘致した産業で、万葉集のほうは、確かに大伴家持がかなり多数の万葉歌を高岡に国守で赴任した時期に詠んでいるので歴史はあるのですが、それは人々に忘れ去られており、40年前くらいにある婦人が町おこしの市民運動として啓発したのが起源となっているとか。歴史は創るもの?


●11月28日、倉光修先生の短い講演を聴きました。ユング派特有の暖かさややわらかさに十分に触れ、ずいぶんと元気をもらった気がします。富山に来て感じるのは、公的機関で接するスタッフや外部講師の方々が、「心理学」とか「臨床」という言葉を使う割には、どうも中身は「教育」であり「生徒指導」であるなあということです。しかし、今度の講演は、やはり臨床の人で、クライエントの世界に関わる感じは、すごく親近感を覚えました。話を聞いているといくつか違うなあと思うことも出てくるのですが、それは倉光先生が日頃、不登校など非社会的問題を抱いている人と関わることが多く、私が日頃、非行と関わっていることからくる、その違いなのだと思いました。&k

●この11月は外部講演を3回行いました。内訳は県外1(描画テスト・専門家向け)、県内2(いずれも非行指導・非専門家向け)で、非専門家向けにはいつもの定番の「背伸びの息切れ」の話をしました。話は平易にするが、内容は専門家レベルにして、分かる人だけ分かればいいや、と割り切ってきたのですが、そろそろ一般向けのための講演やスタイル(脱線や余談をふんだんに入れたり)を確立しなければいけないかなあと思い始めています。
| ふじかけ | 日記(2001〜) | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2001年10月の近況
2006.12.13 Wednesday 23:22
2001年10月の近況
●10月は県や市の教育相談機関で,続けて事例のコメンターをしました。いつも学校関係者と話すときに思うことですが,児童,生徒の問題が多岐にわたり,年々増える傾向にあり,そうした状況に対して,教師個人の問題意識や熱意で対処する部分が実に多いということです。特に非行や問題行動ケースでは,権威構造を明確にし,一貫性やチームワークといったものが重要になるので,個人技で立ち向かうには忍耐と相当の知恵が必要であるなと思わされます。


●6日(土),長野にあるキリスト教会で,コラージュを使った自己洞察のための勉強会を開きました。コラージュを作り,互いに感想をわかちあい,「あっ」というような目からウロコの発見をしようという趣旨で。半日にわたる演習式の勉強会でしたが,楽しい時間をすごすことができました。相互作用が活発で,ここちよいざわめきのある会というのは,指導者自身も,楽しくまたうるおうひとときになります。それにしても富山から長野は乗り継ぎが悪く,直江津では1時間以上も電車まちをする目にあいました。


●21日(日),横浜で首都圏の大学院生を対象とした描画のワークショップを担当しました。連続講座で,この日は,入門編を終了した人のための,初級編講座。家族画の解釈をテーマに演習をしたのですが,あれもこれもと欲張りすぎて,かえって中途半端になった感がありました。それと,新幹線・特急の富山に当日帰るためのリミットが東京駅夜8時で,会場での終了予定時間が6時30分。どうも途中から,時間が気になってしまって,集中力 が途切れてしまいました。この辺は私の課題です。&k

●26日(金),富山の呉羽山の会議場で,東海・北陸ブロックの児相の心理判定員研修会の最終日,描画療法の講義を担当してきました。やはりここでも事務局の要請で演習式で行ったのですが,最近,やたらと演習式でお願いしますという依頼が増えたように思います。担当する側は,集団心理療法のように,その会場にきた参加者との言外のかけあいに,感受性のアンテナをはっていかねばならないので疲れるのですが,描画のおもしろさを伝えるには,やはり体験型の講座のほうがいいのかな。しかし,演習式には時間がかかります。最低4時間はほしいところ。今回は3時間で足早に演習を展開したので不全感は強いのですが,最低限のことは体験してもらったと納得。
| ふじかけ | 日記(2001〜) | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2001年09月の近況
2006.12.13 Wednesday 23:18
2001年9月の近況
●アメリカ連続テロ事件。これはあまりに衝撃的でした。暴力に暴力。パワーにパワー。憎しみに憎しみ。こうしたやり方というのはパワーゲームに巻き込まれ,勝負が仮についても無限の連鎖が始まってしまう危険な方法。
 パワーに頼らない接近。これが犯罪・非行カウンセリングでは鉄則です。報復や制裁を前面に出さない対決の方法を,暴力団員や暴走族抗争事件の少年たちと面接のなかで考えてみようと思います。多くの場合,権威(法律など)の存在が全体の動きに安定を及ぼしてくれますが,こと国際的な場合には,そうした権威は何になるのでしょうか。


●9月は学会シーズンですが,今年は最小限,2つの学会に参加しました。まず心理臨床学会(東京,日大文理学部)では自主シンポジウム「コンピュータを利用したコラージュ療法の展開」で話題提供しました。司会の森谷先生は,「いつかはこうした先駆的なソフトが出るとは思っていたが,少年院から出るとは思わなかった」とおっしゃっていましたが,確かに私も当初開発案が浮上したとききには意外な気がしました。しかし狙い済ました収穫よりも「意外な」展開のなかで得る収穫のほうが実りが大きいような気がします。


●次に,描画テスト描画療法学会(横浜パシフィコ)では学会ワークショップで「非行臨床と描画」の講義を担当しました。今回は非行をテーマにした描画(コラージュ)を新機軸に盛り込んでみました。アジアの描画を考えるシンポジウムもあって韓国や中国の臨床家の姿を見かけました。&k

●原稿よもやま話。9月の依頼では,「芸術療法実践講座(仮)」の第3巻で,非行少年に対するコラージュ/造形療法と,雑誌「臨床精神医学」の増刊号で非行少年の家族画の執筆依頼がきました。これまで書いてきた記事をダイジェスト的に記載するか,新たな観点から書き下ろすか(前者なら粘土,後者なら縄跳び家族画を入れたり),時間の投資の加減で逡巡。
| ふじかけ | 日記(2001〜) | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
←back 3/4 pages next→
Search
Profile
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
雨降りの心理学 雨が心を動かすとき
雨降りの心理学 雨が心を動かすとき (JUGEMレビュー »)
藤掛 明
雨の心理的イメージを鍵に、雨の降る物語を読み解く。カウンセリング論であり、人生論でもある。
Category
Archive
Latest Entry
Recent Comment
Recent Trackback
Links
Admin
Calendar
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< October 2020 >>
記事分析
アート情報
Sponsored links
Mobile
qrcode
無料ブログ作成サービス JUGEM